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マッドブーマな感想：バブルガムクライシスＴＯＫＹＯ２０４０
ｅｐ．６ Ｇｅｔ ｉｔ Ｏｎ
ｅｐ．７ Ｌｏｏｋ ａｔ Ｙｏｕｒｓｅｌｆ
ｅｐ．８ Ｆｉｒｅ Ｂａｌｌ
ｅｐ．９ Ｍｙ Ｎａｔｉｏｎ Ｕｎｄｅｒｇｒｏｕｎｄ
ｅｐ．１０ Ｗｏｋｅ Ｕｐ ｗｉｔｈ Ａ ＭＯＮＳＴＥＲ
ｅｐ．６ Ｇｅｔ ｉｔ Ｏｎ
リンナがプリスにつっかかったところから始まるプリス編も、今回で一応終了です。プリスもナイトセイバーズの一員に本当になれたみたいですね。
さて、今回の目玉はなんといっても初登場のマッキー君です。シリアの隠し弟(笑)である彼ですが、キャラクターデザインはまるで水原誠そっくり。シリアがイフリータに似ているからなんとなく笑っちまったい。
あらすじ感想いきます。
ナイトセイバーズをブーマ破壊テロリストとして捕らえようとするＡＤポリスが、その攻撃をリンナたちに差し向けます。メタルの残り少ないリンナ達３人はさすがに多勢に無勢で、追い詰められていく。そこに表われたのは第４のナイトセイバーズ、シリアだった。
シリアのハードスーツは基本カラーが白に近い色ですね。そしてその武器はライトセイバー。Ｋスーツの両腕をあっさり切り落としてしまいます。デイリーが、あのタイプのナイトセイバーズ、久しぶりに見たなあと言っていましたし、久しく前線を離れていたみたいですね。
それと思ったのですが、やはりリンナのハードスーツはメタルの持続時間が短いんじゃないでしょうか。同時に出撃したのに、一番早くメタル切れになっているし。
シリアは工場を爆破し、その隙に４人で逃げだします。
すっかりナイジェルとの連絡役になっているプリスが、ナイジェルにスーツの修理の依頼を伝えに来ます。ナイジェルはこのときバイクみたいなものを作っていたみたいですが、何かの伏線でしょうか。
プリスはナイジェルに、シリアとはいつ知り合ったのか聞きますが、ナイジェルは昔だとしか答えない。まあ、無口なもの同士、これで十分なのかもしれません。
リンナは会社で、スケベ上司に肩を抱かれながら忠告をくらう。この会社の上司にはこんなセクハラ上司しかいないのだろうか？ ケインもそうだったし。この上司、リンナの脹れ上がったふくらはぎを見て、スポーツもほどほどにと忠告します。
シリアの下に、弟を名乗る少年が訪れます。彼の名はマッキーで、執事のメイスンも知らなかったようですから訳ありみたいですな。
このシーンの最初、シリアの「好きな服が着れなくなっていくって、悲しいわね」という台詞は、おそらくハードスーツのことを差しているのでしょう。次のナイジェルとの会話シーンからしても、ハードスーツのコアユニットを制御できるのは一定の年齢層だけみたいですから。シリアはコアユニットを制御できる年齢を越えつつあるのかな。
ということは、今のプリス達の前にもナイトセイバーズのメンバーはいたのだろうか。加齢を重ねるにつれてメンバーの入れ換えを行なっているとか。
ナイジェルの修理ですが、３体全部のハードスーツが故障しているため修理に１週間かかるとか。遅いとシリアは怒るけど、ハードスーツの予備ぐらい用意していなかったのかと突っ込んでしまったい。メンバーだって少ないんだし。
マッキーが取り出した少女時代のシリアとの記念写真ですが、マッキーと思える人物の顔の部分だけ指で見えませんでした。というより、弟のはずのマッキーが少女のシリアより背が高い。もしかしてマッキーって、年齢を取らないのかな？
ここまでが前半。後半いきます。
メイスン副社長はナイトセイバーズ捕獲失敗の責任を、ＡＤポリスの総轄局長にとらせるとか。トカゲの尻尾きりか。後任にはゲノムの意向に素直な人物を割り当てるらしいし。ううーん、なかなかの策士ですが、忠誠は誓いたくないタイプだな。
メイスンが指揮しているショウハムプロジェクトですが、なんなのでしょうか。宇宙作業用ブーマが４体マッド化したらしいが、暴走する前に取り押さえることができたとか。こうやってマッド化したコアを回収していたのね。
メイスンはおそらく、震災で失われたブーマを探しているみたいですね。秘書ブーマに笑えと言ったりおかしくないなら笑うなと言ったり。探し物のブーマは人間らしい心を持っているのでしょうか（もしかして乙女回路？ 番組違うけど）。
シリアのプール室のプールを見て、ハードスーツの機械の動作を感じるマッキー。これってもしかして機械とのシンクロ能力でしょうか。マッキーはナイジェルのいる修理工房に訪れその作業に感動しますが、シリアに叱責されます。
シリアとの夕食シーンですが、長いテーブルの両端に座っている、会話があってもなにか寂しいものでした。マッキーがナイジェルの作業ぶりを機械と会話していると誉めだすのを聞いて、シリアが機械を人みたいに言うのはやめてと怒ったように叫ぶ。シリアは機械やブーマにどんなコンプレックスをいだいているのだろうか。
マッキーはどうやら、シリアの母親の血を引いていないみたいですね。父親の隠し子かそれとも義理の弟か。本当にわけありみたいですな。実はブーマだったりして（シリアのブーマ嫌いを考慮に入れるとまずあり得ないが、可能性が無いわけではない）。
プリスは相変わらずロックを、リンナはウェイトトレーニングを続けています。
深夜、ネネの部屋にリンナがテレビ電話をかけて来て悩み事を打ち明けます。ネネはトレーニングを特にやっていないのにハードスーツで動ける。トレーニングは効果無いのかということらしいですが、ネネはハードスーツも中の私たちが頑張らなかったらただの思っちいスーツでしかないと答える。なかなかツボをついた答えですな。リンナも少しは気楽になったようですし。
ネネの部屋にはパソコンが何台も。おまけにボードまで数枚飾られていました。本当にハッカーというかパソコンおたくだ。バックアップをまかされるだけのことはある。
マッキーはナイジェルにサンドイッチの差し入れをして、そこに居座ります。
翌朝、ナイジェルに助手を任される。腕のパーツを探すように頼まれて上の階にいくと、そこにはプリス達３人がインナースーツに着替えの途中だった（お約束）。慌てて逃げ出したマッキーにネネがドレッシング・ルームでのことを問い詰めるが、マッキーは慌てて逃げ出したからピンクの下着のことなんて……とさらに墓穴を掘る（さらにお約束）。いったいいつ見たんだ、マッキー。巻き戻して確認したけど、下着なんて描かれていなかったぞ(自爆)。
さて、私は今までシリアがブーマ開発に関係している所から、シリアがブーマではないか、あるいはシリアの肉体がブーマのものではないかという推測をしてました。メイスンが探しているのは実はシリアだったとか。しかしきちんと成長しているのとメイスンが探しているのが実は震災の地層の中にあるということから、もしかしたら違うのかもしれないと考え直しました。
それよりもマッキーの存在の方が気になる。もしかしたらシリアの体から作られたブーマ、あるいはクローンだったりして。
今回は、脚本：小中千昭、絵コンテ：別所誠人、演出：伊達勇登、作画監督：山沢実、動画検査：守田芸成でした。
初出：98/11/13 http://www.tky.3web.ne.jp/~junhelm/consider/bubblegum_tv2.htm
ｅｐ．７ Ｌｏｏｋ ａｔ Ｙｏｕｒｓｅｌｆ
リンナ編が前回で終わったため、今回は独立した内容の濃い話でした。このエピソードだけで完結性が高いということです。
今回はビルとエレンの褪めた夫婦の関係がメインで、その裏に伏線を散りばめられていました。こういうのもなかなかよろしい。
さて、感想いきます。
一ヶ月前、海底プラントにて、ブーマを操ってビルという男性が働いていました。ビルはご無沙汰しているエレンという奥さんにテレビ電話をかけていたが、そのテレビ電話に映った古びた腕時計に映り込んだ影にはエレンの不倫疑惑が……。そのわだかまりを残したまま、海底プラントで事故が起きて、ブーマはそのまま行方不明になる。
この冒頭シーンですが、２１世紀ならおそらくデジタルテレビ電話だと思うのですが、２回拡大してもはっきり分かるほどの解像度なんて、どのくらいなのでしょう？
それからエレンという奥さん、旦那が仕事にかまけててすっかりケンがたっていました。ううーん、大変だ。
そして現在。
シリアの地下室では、ネネのハードスーツが修理完了しました。今までより機動性が高いらしく、ネネも喜んでいましたね。
ここでマッキーが手伝いをしたおかげで、予定より早く作業が終われそうだとナイジェルが語ります。マッキーには機械の才能があるみたいですが、シリアはマッキーにナイトセイバーズに関ってほしくないみたいですね。マッキーには男の子として普通の生活を送ってもらいたいみたいです。でも「男の子」の部分を強調していたような。
しかしナイジェルよ、なぜ最初にネネのスーツを修理した？ こういう場合、主戦力のプリスのスーツから先に修理を完了させるのがセオリーでしょうに。
別の日、マッキーはナイジェルの修理工場というか工房に訪れます。そこでバイクみたいなものを作成しているナイジェル。ここに来れたのは、シリアが出かけているからというマッキーの言葉から、シリアの目を盗んで来たことが分かりますな。シリアはマッキーを箱入りにしたいのだろうか(^_^;)
マッキーはすっかりナイジェル（の仕事）が気に入ったようで。さすがは機械少年ですね。
その頃シリアは、ゲノムの社員と思われる男とコンタクトを取っていた。どうやらシリアが金で雇ったスパイみたいですね。そこで辺境惑星開発、すなわち木星土星の資源開発のためにブーマ増産を行なうらしい事を聞きます。過酷な環境下での活動が可能なブーマを、大西洋深海にて実験を行なっていたらしいということも。
そのブーマは自己の判断能力を持たないリモートスレイブタイプ、通称モートと呼ばれるタイプですね。そしてナイトセイバーズのハードスーツと似たような機能があることまでほめのかしています。なんでこの男、こんな事まで知っているのだ？
そしてそのブーマのうちの一体が、東京に現れたらしいことを報告される。
あと、シリアのカーラジオから、今まで時折話題になっていたショウハムプロジェクトが、どうやら慢性的なエネルギー不足を解決するための計画だということが分かりました。メイスン副社長はそんなことをやらされていたのか。
メイスン副社長の部屋では、先程の男がメイスンにモード暴走？の報告をしていました。この男、まさか二重スパイかと疑いましたが、今のところ断定できる要素はありませんね。でも可能性としてはあり得るだけに、分かりません。
この男、ＡＤポリスに善意の市民が通報していることでしょうと報告しています。
そしてマッキーの部屋のシーン。暗い部屋で天井に十字にならんでいる蛍光燈が、マッキーの瞳に映り込んでいました。妙な所に凝ってますねえ。
ここまででＡパートです。以下Ｂパート。
エレンの家を覗いているモート。そこでは不倫相手のダニエルもいた。そこにＡＤポリスが集結し、モートは逃げ出してしまう。しかしエレンはビルのモートが覗いていたのに気付き、夫が帰って来たのではないかと気になる。
ここで警察に不倫現場を取り押さえられ、裸のままで身元を確認されたダニエル君がなんか哀れです。(^^ゞ
マッド化したモートを倒すために、プリスとネネが出撃します。リンナはスーツがまだ修理されていないために、シリアと一緒にモバイルシートで支援することになります。
しかしマッキーは、まだプリスのスーツが調整が終わっていないことを知っていた。ナイジェルの下に向かっていきますが、その事に対するナイジェルの弁は、出来上がっているとは一言も言っていないときたもんだ。うーん、なかなかシビアな御方だ。ナイジェルはメンテとセットアップが仕事で、ナイトセイバーズの活動そのものにはノータッチのようですね。
そこでマッキーはパソコンからシリア達に連絡を取ろうとするが、そのパソコンは壊れていた。そこで応急修理をして連絡を付けるマッキー。急ぎで起動できるまでに修理できるなんて、なんて凄い奴なんだろう。
話は前後しますは、モート追跡をコンビで行なうリオンとデイリーですが、デイリーは市民からの通報が臭いといい、ゲノムが何かを隠していると推測します。こいつ結構鋭いな。そしてエレンの家にあった写真立てから、ビルの仕事場が深海にあり、探しているのが高圧力海洋ブーマであることを突き止めます。
実はビルは、結婚記念日から３週間休暇をとっていた。しかし一ヶ月前、深海事故で帰らぬ人となっていた事が判明します。ビルは文字どおり、海の藻屑になっていたのだ。
マッド化したモートに対し、ナイトセイバーズが現れます。手始めにチューンして機動力の上がったネネが格闘戦で善戦しますが、詰めが甘く止どめを刺すには至らない。そこでプリスが前に出て攻撃を行なうが、そこにシリアの元にマッキーから連絡が入り、プリスのハードスーツが仕上がっていない事が伝わる。
プリスは、あと一歩のところで右腕が動かなくなる！ うーん、だから主戦力のプリスからスーツを修理するべきだと言ったんだ。マッキーはプリスに、左腕のナックルボムで右腕のつけ根を折るように指示する。ショックで回路が再起動するはずだと。そんなマッキーの様子に免じて、ナイジェルもナックルのゲージを３にまで下げるようにアドバイスします。ナイトセイバーズのアクションには干渉しないのがナイジェルのルールだそうで。
しかしプリスはブーマに押え込まれていて、左腕を持ち上げることもできない。そこにレオン達に連れてこられたエレンが呼びかけて、ブーマの気がそちらに引かれます。その隙にナックルボムで右腕を叩き、回路を接続したプリスがブーマのコアを引き出して握り潰す！
最後、夫の事故死を知ったエレンを、レオンとデイリーは諭します。結婚記念日から３週間分の有給休暇と南の島への航空券。そして金の腕時計の注文書です。仕事ですれ違いになった夫婦達の悲劇が呼んだ事件でした。
こういう伏線の貼り方はうまいなあ。最初古びた腕時計の映像は不倫疑惑のためのアイテムだと思わせて、実は新しい腕時計の購入という夫の心づかいへの伏線でもあったと。
さて今回はここまでです。単発の話としての要素が強いだけに、バブルガムの世界観に忠実で分かりやすい話でした。こういう話は結構すきですね。
今回は、脚本：小中千昭、絵コンテ：外山九市、演出：三泥無成、作画監督：佐藤道雄、動画検査：田中保美でした。
初出：98/11/13 http://www.tky.3web.ne.jp/~junhelm/consider/bubblegum_tv2.htm
ｅｐ．８ Ｆｉｒｅ Ｂａｌｌ
思うのですが、マッキーはシリアの弟ではなく、実はスティングレイ博士が完成させたブーマじゃないのでしょうか。マッキーの持っていた昔のシリアの写真に一緒に映っているほぼ同い年の少年は、実は今と全然変わらないマッキーの姿だったりするのではないでしょうか。だから「変わらないのは僕だけ」という台詞が出てきたりするんだと思います。
しかしシリアのヒステリー症はかなり重傷ですねえ。機械とかブーマとか我慢できない話題が出てくると自分が押さえられない部分があると思います。
さて、感想いきます。
冒頭はプリスのインタビューから始まりました。カメラ映りが悪いのか不健康なほど白い肌が強調されています。最初見て随分不健康だなあと思ったので。これは外区のロッカーであるシリアのアウトローな魅力を強調するための、テレビ局側の演出に違いない。
プリスの所属するバンドは“セキリア”というのですか。曲を作るのはバイクに乗っている時じゃなく、きっとブーマと闘っている時だろうなどと、心の中で突っ込みいれて見ていました。
巨大なヒールを履いた女性の足のオブジェがある酒場というかロックホールで、プリス達のバンドが歌うシーンと、プリスがバイクを流して街中を徘徊するシーンが交互に続きます。
ナイジェルのバイク工房にプリスがやってくると、そこにはマッキーが助手の座に居座っていました。助手を使わないはずのナイジェルが言うには、こいつ（マッキー）が自分の居心地いい場所を見つけたというだけのことだそうだ。やっぱりヒステリー気味のシリアとの同居は疲れるのだろうか。
高架線上の高速道路（今で言う首都高みたいなところか？）を流すプリスは、レオンとデイリーの乗るパトカーを見るとさらに速度を上げる。目の前で速度違反を犯すプリスに、レオンは追跡し、助手席のデイリーはご承知という感じでサイレンを流します。
追跡劇を終えて見晴らしの良い高台にバイクを止めるプリスと、そこに追い付くレオンたち。レオン達は最初から交機の下請けをする気は無く、ただプリスを追いかけたいだけだったとか。しかしプリスのＡＤポリスへの憎悪はただ事ではありませんねえ。「バッヂつけてりゃ俺達は一心同体、罪も名誉もいっしょくた」とはどういうことでしょうか。レオンに捨て台詞を残して去っていきます。
しかしこのあとの遠景のシーン、レオンがパトカーに戻るシーンは、いくら遠景で人影が小さいからって、一枚絵をスライドさせているだけというのは……。ちょっと気になりました。
シリアの家に戻ったマッキーですが、シリアとのやり取りにはどうも緊張感が漂ってますねえ。マッキーもぎこちないみたいです。夕食の席でシリアは自分から話しかけたのに、マッキーがバイクのことを話しだすと、徐々にヒステリー気味になっていきます。ナイジェルがプリスのためにバイクを作っているという部分から様子がおかしくなったので、あるいはシリアがナイジェルのことでプリスに嫉妬していたと考える事もできますね。夕食では静かに食べるものよと叫んで話を中断させます。
マッキーは変わってないのは自分だけと言って、ナイジェルの元で暮らす事を宣言します。シリアのこと好きだし、ここにくれば以前と同じように暮らせると思っていた。でも違っていたと。以前も一緒に暮らしていたということは、やはり写真の少年はマッキーなのでしょう。姿が変わらないのは、自分がブーマだからでしょうか。
ねぐらに戻ったプリスのもとに、ネネから電子メールが届く。リンナが泊りに来るので一緒にどうかというお誘いだったが、プリスは意に介さず。むしろバンドのことと、レオンのことを思い出します。
ここまでで前半、ここから後半です。
ネネの典型的なパソコンオタクな部屋に、泊まりに来たリンナも一瞬辟易します。やはり部屋が片づかないのはオタクの基本ですな。
プリスからの返答のメールは“ホットレックス”に来れば会えるよ、ちゃんとお金払えよ、という要するに断りの返事でした。プリスの話になって、ネネはプリスには好きだった人はいたけど、その人は死んだこと、プリスがバンドやっているのは、それに関係があるということを言います。
これとさっきのプリスの台詞をあわせて考えると、おそらくプリスの恋人はＡＤポリスだったのだが、何か不名誉の犠牲になって死んでいったということが考えられますね。何があったのだろう？
再びインタビューのシーン。バンドをやっていなかったらナイトセイバーズになって暴れていたというのはちょっと危ないジョークですが、歌うという事はという質問には生きている事を確認する事とプリスは答える。
その夜、レーシングカーと一体化したマッドブーマが湾岸道路を暴走、ＡＤポリスも歯がたたず、ナイトセイバーズに招集がかかります。ロックコンサート中で連絡の取れないプリスを除き、リンナとネネがハードスーツでブーマを追いかけるが。
しかしハードスーツってパトカーを追い越せるほど早く走れるのかぁ！？ あれだけのスピードで走ると中にいる人間には負担がかかると思うけど、そんな心配はなさそうですね。
なんとか追い付いたリンナとネネですが、レーシングカーと一体化したマッドブーマとの質量差のおかげで止めを刺すには至らず、逆にスピードをあげられて引き離されてしまう。そこにシリアの下へマッキーからの連絡が。ナイジェルのマシンが完成したのでプリスに来てもらっているとのことです。
ナイジェルのマシンはモトスレイブ、ハードスーツ専用のバイクだそうです。速度に合わせてハードスーツと一体化する機能を備えているそうで、なかなか凄そうですな。しかもまだ慣らし運転を行なっていないというのに、プリスはブーマとの対決シーンで、ナイジェルがそんなやわなマシンを作るはずがないと言ってスピードを上げます。
しかし、あれだけ高速でカウンターを決めたりしてても中にいるプリスに負担がかからないなんて、ハードスーツの保護機能って尋常ではありませんね。だからこそのナイトセイバーズなのでしょうが。
そしてスピードを上げ、後ろから追いかけるプリス。モトスレイブがエアロ状態になり、プリスのハードスーツと一体化する！ プリスはモトスレイブをジャンプさせ、さらに一回転して逆さになった状態でマッドブーマを殴り、コアを潰す！
プリスは招集がかかったため、おそらくアンコールを行なわなかったのでしょう。ロック会場である“ホットレックス”に戻って来るが、もはやお客はいません。そこで一人で歌を歌っていると拍手が。誰もいないはずの会場に、リンナとネネとマッキーが、そして出入り口にレオンがいました。それを確認すると、プリスは拍子を取ったあと、エンディングに続きます。
今回は、ナイトセイバーズの日常と言った感じの話でしたね。モトスレイブ登場というイベントはありましたが、どちらかというと淡々と話が進んでいる感じがしました。それでいて話が単調にならなかったのは、シナリオと演出の妙というところでしょうか。
あと気になる事ですが、プリスってどうも自分を追い込むところがうかがえますね。のんびりした暮らしでは自分の存在を感じられないのか、ある種の強迫観念があるのか。
今回は、脚本：小中千昭、絵コンテ：林宏樹、演出：柳瀬雄之、作画監督：柳瀬雄之、動画検査：中谷了でした。
初出：98/11/27 http://www.tky.3web.ne.jp/~junhelm/consider/bubblegum_tv2.htm
ｅｐ．９ Ｍｙ Ｎａｔｉｏｎ Ｕｎｄｅｒｇｒｏｕｎｄ
今回、マッキーのことに関して前回と話がつながっていない部分がありました。これっておかしいなあと思ってエンタイ確認すると、今までずっと小中千昭さんが脚本書いていたのに対し、今回は村井さだゆきさんが脚本になってました。それでやっと整合性が取れなかった訳が分かりましたね。
整合性が取れていない部分とは、前回マッキーはシリアとはもう一緒にいられないことを悟って、ナイジェルのところで暮らす事を宣言した部分です。シリアとの同居生活がうまくいかず、マッキーにやむなく家を出る事を宣言させながら、今回はまだシリアの家に同居して、しかもシリアがあなたが私が守るとまで言わせています。これはどう見ても整合性が取れていない。
小中さんは非常にたくさん仕事を抱えていたために村井さんが助っ人に出されたのだろうと思うのですが、それにしても話の整合性ぐらいは取って欲しかったですね。二人ともシリーズ構成に名を連ねているんだから、こういう矛盾は起きないようにしてもらいたかったです。
あらすじ感想行きます。
外区の大深度地下でメンテナンス作業を行なっているブーマが、次々と行方不明になるという事件が起こります。この冒頭のシーン、最初はこのブーマがマッド化するのかと思いましたが、単に行方不明になるだけだった。一緒にいた作業員は何事も無かったのですが。
次のリンナとミサエの会社での会話シーンは、単なる世間話だからパス。ただうまく経理ブーマに絡めながら、リンナはここで外区のブーマ失踪事件を知ります。
次のシーンではシリアがブーマ失踪事件を調べていました。ブーマがマッド化したわけでもないのに、なぜ報道管制を敷いているのかと疑問に思ってます。
そして次のシーンでは、メイスン副社長に例の二重スパイ氏（クズイ？）がテレビ電話で報告していました。ブーマの大部分が２８区の大深度地下で行方不明になり、しかもそこには震災前にはバイオスケープ社の施設が集中していたことまで判明します。報道規制が敷かれたのは、メイスンの探し物との関連性を疑ったためだそうで。
メイスンの探し物といえば６話で触れられた震災で失われたブーマでしたね。
そこに誰かがネットワークから侵入しているのを感知し、男が逆探知かましますが逃げられてしまいます。実は侵入者はネネなのですが、ネネもブーマ失踪事件を調べていたのですな。
そこへレオＰ(笑)登場。ネネちゃん呼ばわりしたため逆にレオＰと逆襲したとか。ネネちゃん、自分が普段レオンちゃん呼ばわりしているのに、自分がちゃんづけされると怒るのですね。こういうところは子供っぽいなあ。
レオＰとのやりとりからネネは、レオＰがプリスに気がある事を感づきます。根がミーハーなネネは単純に面白がっているみたいですが、純情(^_^;)なレオンはムキになってましたね。
でも気になったんだけど、ネネのようなオペレーターが設備を私用で使ったらアクセスログが残ってやばく無いかい？ まあネネならアクセスログ自体を削除して痕跡を消し去るでしょうけど。
そのプリスのカットをはさんで、リンナとミサエの昼食シーンです。
リンナはブーマ失踪事件に不審ななものを感じるが、ミサエは取り合わない。返ってリンナのことを何でも陰謀系の人呼ばわりします。(-_-;) この時代にもトンデモの概念は残っていたのか。
しかしこのファーストフード店での、ミサエ達が掃除ブーマにゴミを放り投げるシーン。この時代ではこれが都会の常識のようですね。さすがにリンナは戸惑ってましたけど。さりげなく社会構造の変化が表われたシーンでした。
プリスがバイクに出るところ、そのバイクにネネがテレビ電話をかけて来ます。一種の携帯ビジュアルホンなのでしょうか（ｂｙ Ｎｏёｌ）。レオンとの関係を追及するネネのしつこい態度に、プリスは半分怒りだして切ってしまいます。
このシーンといい、後のリンナとの通話シーンやシリアとの会話シーンでも、ネネは雰囲気を読む事が苦手なようですね。オタク系はえてしてそういうものなのですが、自分の言いたいことを言って相手の言葉を聞かない部分があるような。今回はそれが裏目に出たようです。
その晩ネネはプリスとレオンのことをリンナにも話しますが、さすがにリンナはネネほどお気楽にはなれなかったみたい。相手がＡＤポリスではナイトセイバーズの敵みたいなものだし、シリアだって認めないだろうしというリンナの言葉を、浮れているネネはさすがに聞いていませんでした。二人が付き合えば私としては面白いそうで。まあネネの認識はその程度だったという表現でしょう。リンナの憂慮をネネは全然聞いていませんでした。
ここまででＡパート、ここからＢパートです。
土木工事の会社の作業員が、ブーマを操って外区の基礎工事をやっていました。しかし地盤が弱すぎて着工できるのは何年先かというレベルだそうで。
そこで社員がひまつぶしで怪談噺を行なっていました。外区の大深度地下には潜るなと。震災前は大深度地下は登記簿も何もない無法地帯で、そこでは政府や企業が表にだせない怪しげな研究施設を作っていたと。ここで出て来たＰ４実験ってなんだろう？ 今も適当にボーリングしているとその時の施設にぶち当たるときがあるが、絶対に中に入ってはいけない。生き埋めにされた研究員の幽霊が出てくる、といった内容でした。
これは大深度地下には何か危ない研究対象があったかも知れないという伏線になってますね。このへんは上手いかも。
そしてシリアのシーン。シリアはブーマを憎んでいるはずなのに、自分の態度に疑問をもっているようです。自分が脅えているのかと。
そこへマッキー登場。これが感想の冒頭で述べた整合性の取れていない部分です。マッキーはこのごろシリアが焦っているみたいだと指摘する。そしてシリアは、あなたは私が守るからねとマッキーに語りかけます。
一方プリスも寝床についたシーンがありました。
その晩、大深度地下工事を行なっているブーマの動作がおかしい。
翌日、シリアのところに訓練に来たはずのネネなのですが、マッキーとよろしくプログラミング講義をおこなっていました。プログラマーによってアルゴリズムに癖があるというネネのプログラミング技術って実はものすごいのでは？
でもプログラミングに癖があると言うのは、シリアの父の設計したブーマの思考アルゴリズムが簡単には解析不能（５話参照）だということの補強になっているのだろうか？
しかしシリアはそんなネネの態度にいらつきます。さらにネネがプリスとレオンのことを話すと、シリアは相手がＡＤポリスである事に反応する。それなのにお気楽なネネの態度に、シリアの怒りが爆発する！ そして自覚が無いならやめてもらうわとまでいきなり言い出す！ 足手まといなだけだしときっぱりと宣告する。
確かにお気楽なネネの態度がいけないのだが、シリアも最近ヒステリー症にかかって来ているからなあ。ストレスたまっていたみたいだし、ネネも間が悪かったとしか言いようがないかも。
バンドのところへプリスに訪れにきたリンナ。リンナはなぜＡＤのことを嫌うのかと聞くと、それだけでプリスはネネがリンナに何か言った事に感づいてしまう（前回参照）。リンナも嘘がつけないみたいで、墓穴掘るし。今回、ネネは反感買いまくりですな。
プリスの返事は、前回レオンに述べたのとほぼ同じでした。やり方が気に食わないだけ、任務って名目があれば、どれだけ回りを傷つけたっておかまいなし。そういうえらそうな態度が、我慢できないだけだと。やはり言葉の裏に含むところがあるみたいですしリンナもそれだけと尋ね返しますが、全身でこれ以上聞くなと拒絶のオーラを発しているようなプリスはなにも言いません。
そこに二人にシリアからメッセージが。マッドブーマが出て来たとの事。シリアの側には、きつい事を言われて拗ねていたネネが落ち込んでいました。
マッドブーマが表われ、逃げる土木会社の作業員達。レオンとデイリーが一番乗りを果たすが喰いとめることができず、そこにナイトセイバーズが登場といういつものパターンです。
リンナが触覚で引きつけてその隙にプリスがハイジャンプし、ブーマのコアを狙おうとするが、そこに自分が足手まといでないことを証明しようとムキになったネネが正面から割り込んで来り。ブーマの気がリンナからネネに移ったためプリスは攻撃の機会を逃し、ネネの針攻撃にもブーマは怯むが、浮かれたネネは自分で倒れてしまい、マッドブーマに捕らえられてしまう。
デイリーのフォローでネネは助けられるが、その瞬間に地面から正体不明の手足のついた巨大なヒルかナメクジみたいなモンスターが表われ、マッドブーマを捕らえて貪り食ってしまう！
今回はお気楽極楽なネネが主人公でした。ネネのお気楽だが前向きな考え方は、すぐ深刻になるリンナにとっては良い影響を与えることが多いのですが、今回はさすがにお気楽が過ぎましたね。そのためプリスやシリアを不快にさせてしまいました。ネネは自分が足手まといでないことを証明できるのか？
今回は、脚本：村井さだゆき、絵コンテ：細田雅弘、演出：棚橋一徳、作画監督：南伸一郎でした（動画は海外のため動画検査がありませんでした）。
初出：98/12/ 4 http://www.tky.3web.ne.jp/~junhelm/consider/bubblegum_tv2.htm
ｅｐ．１０ Ｗｏｋｅ Ｕｐ ｗｉｔｈ Ａ ＭＯＮＳＴＥＲ
バブルガムクライシスの感想いきたいと思います。
前回に引き続いてネネが主役のこの話、今回はプリスがネネを外すことを持ち出して来ました。うう〜ん、多少お気楽が過ぎるとはいえ、ネネちゃんもしっかりやっていると思うんですけどね（「ちゃん」は止めてよねｂｙネネ）。
それと今回のエピソードでは、シリアの秘密およびハードスーツの秘密にも少し触れてたようですね。シリアはブーマ化されているのかしらん？
冒頭は前回から引き続いて。
ブーマを捕食する謎の怪物が２８地区の地下から表われて、マッドブーマそのものをバリバリ貪り食います。マッドブーマ排除ということでシリアは帰投を命じますが、役たたずだといわれてムキになったネネは攻撃してしまう。ＡＤポリスが駆け付けて怪物は地下に潜り、一応ナイトセイバーズは退去しますが、今回はネネの立場はありませんでしたねえ。
クズイから怪物の報告を受けるメイスン副社長。相変わらずの情報封鎖してます。
一方シリアは、ハードスーツのメンテをしているナイジェルのお手伝いしているマッキーから「ネネの事、今日のはシリアが良く無いよ」と言います。シリアも自分が言い過ぎたことを自覚していたのか、素直に返してましたねえ。まあ、一時の激情にまかせて足手まといとか言ったらそりゃムキになるけど。
ＡＤポリスでは、レオンがあの怪物の件で部長に食って掛かっていた。たしかにＡＤポリスはマッドブーマが専門だけど、レオンは納得行かないってところか。デイリーも心得たもので、表向きは部長の言に従いながら、裏ではレオンをけしかけたりしてましたしねえ。
一方情報局のネネのところに、リンナからビジュアルホンが。ネネの事を心配してのことなのでしょうが、相変わらずのネネの態度に呆れたリンナが通話を切ります。しかしやはり落ち込んでいたみたいで。しかしこいつら、仕事中に私用で電話していいのかしらん（この程度のことは誰でもやってますってかあ(^_^;)）。
そこにやってくるレオンとデイリー。しかしネネちゃん、こんどはレオぴょんって、なんなんですかそりは。ま、らしくていいけどね。
封鎖地区にチームを派遣して怪物調査をおこなうメイスン副社長。ローゼンクロイツ会長にも秘密の特Ａランクの機密とする。メイスンの興味は怪物にではなく、怪物の先にあるもの。怪物がブーマを捕食するのなら、怪物と同じ場所でブーマが生まれた可能性がある。それを調査するのが目的らしいですね。
シリアの店にやってくるプリス。似合わないドレスを物色して更衣室に入ったため、他の客に笑われてしまう。確かにプリスにドレスは似合わないかも知れないけどねえ。シリアの前で「これいくら」なんてボケもかますし。下手な冗談のつもりだったのかも。多少天然が入っているからなあ、プリスは。
怪物のビデオを見て脅えるシリア。そこにプリスがやってきて、ネネをチームから外すように進言する。そこでシリアがプリスに賭けを持ち出す。次の仕事でネネがドジったらプリスの勝ちで、プリスより活躍すればシリアの勝ち。プリスが勝てばチームから外すが、シリアが勝てば一つだけ言うことを聞くというものだ。
こういう賭けを持ち出したということは、シリアはネネに名誉挽回のチャンスを与えようとしたのでしょうか。しかし本人にそのことを伝えて無いとすれば、あまり意味は無いのかも。
ナイジェルのところへマッキーに会いに来たネネ。気にしてないといいながら、自分が足手まといじゃないかと打ち明けます。マッキーはそんなことないと慰めますが、ＡＤポリスのデータを取ったり、事件が起こったら自動的に自分のサーバに転送させるシステムを作成したりという後方支援では並ぶものがなくても、やはり前線での役立たずぶりが気になるのでしょうか。
そのシステムをいじってたらネネは、レオンとデイリーの二人が２８地区の地下に行った事に気付きます。
しかしマッキーよ、いつの間に「ネネ」と呼べる許可をもらったんだ？
後半は、怪物のいる地下通路から。
ネネにバレたのもしらず、適当にごまかして来たから大丈夫と言って地下に潜り込んだレオンとデイリー。しかしレオンも、ネネが公安のサーバからマップをダウンロードできるほどの凄腕ハッカーだと知っているんですね(^_^;)
目的地についた二人は、例の怪物がブーマを捕食し、それをメイスンのチームが追いかけるところを目撃します。後を付ける二人。
一方ナイトセイバーズも、地下に潜ります。ブーマ相手じゃないのに出動したということは、ネネの要請だろうか。それともシリアもメイスンと同じでブーマの情報が目的なのか。
ネネはメイスンのチームが怪物に付けた探知機を探知して後を付けます。こういう情報戦はネネの独壇場ですね。
レオン達は怪物の巣穴にたどり着きます。先客のチームは全滅していました。二人は怪物に捕らえられますが、ブーマをやった振動波には人間には効かなかった。(-_-;) しかし絶対的に体格が違うため、押し潰されるのは問題かと思ったら、ようやくたどり着いたプリスがレオンたちを助けます。プリスとリンナは攻撃を行ないますが、外殻が硬すぎて有効打を与えられない！
ネネは制御室(？)にたどり着いてシステムを再起動させますが、それはメイスンたちにもシステムに接触の機会を与えてしまう。
もっともシリアたちもシステムに接触して怪物の情報を取り出すが、シリアは怪物の振動波がブーマの組成に影響を与えることを知って愕然とする！ マッキーに自分のスーツを用意させて地下に潜る。
ここでシリアが慌てたのは、やはりセイバーズのハードスーツがブーマ技術を応用したものからでしょうか。プリスとリンナは怪物に捕らえられた時、振動波でスーツが動かなくなった事からも、その可能性は高いでしょうなあ。危機一髪に陥ったプリスですが、こんな時にシリアとの賭けのことを気にするのがシリアらしいですね。
捕食されそうになった二人を、駆け付けたシリアが助ける。が、今度はシリアが捕らえられ、振動波を受ける。この時の描写が意味深ですな。シリアの脳が反応し、彼女に幼い事の自分が白い空の下で海の側に寝そべっている光景を見させる。幼いシリアに津波が被い被さり、その上に父親の姿が。
ここでシリアの脳が反応したということは、シリアは少なくとも頭脳はブーマ化されているのでしょうか。だとしたら昔と違ってヒステリックな性格になったという事も納得行くし、スティングレイ博士も残酷な事をする。そうするとシリアが見たのは、まだ人間だった頃の自分とか。
そこに情報を検索しおえたネネがやって来て、怪物の唯一の弱点である口内から頭脳を狙う！ ううーん、考えてみればセイバーズの４人の中で飛び道具を持っているのはネネだけですねえ。適材適所という言葉どおり、こういう事には向いているのかもしれない。
事件が終わり帰還するメイスン副社長。研究員からの報告で、見つかった施設がバイオスケープ社のものであるが、探し物は見つからなかったことを告げます。怪物についての報告（カンブリア期の生物から遺伝子組み替え実験によって作られた）をする研究員ですが、興味が失せたメイスンは無情にも通信を切ってしまう。こういう目的外のことまで興味はないということですか。
一方、賭けに負けたプリスは、シリアとの約束で例の似合わないドレスを着せられて記念撮影を行なう所だった。仏頂面のプリスを、面目躍如したネネが顔を引っ張って笑わせる。軽い意趣返しというところですな。
しかし仏頂面ながらも律義に約束守るプリスもかわいい所ありますな。
今回はネネの面目躍如編でした。これでナイトセイバーズも、雨降って地固まるといったところでしょうか。
エンタイ見たところ、動画はやはり海外に発注しているみたいですね。それでもここまで描けているのですから、海外の動画作成技術もけっこう上達しているのが分かるかも。
村井さんのシナリオも、結構面白いです。とはいえやはり小山さんとの整合性が取れるかどうかは心配ですな。今回結構重要そうな伏線もありましたし。
今回は、脚本：村井さだゆき、絵コンテ：小林孝志、演出：粟井重紀、作画監督：小山和弘＆高山淳一、動画検査：中川義久でした。
初出：98/12/11 http://www.tky.3web.ne.jp/~junhelm/consider/bubblegum_tv2.htm
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