葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 round36!!

622 名前：名無子投稿日：01/11/15 00:57 ID:hVnSFNdz

＜兄バカ＞

「郁美」
「あ、お兄ちゃん。今日はどうしたの」
「どうだ、身体の具合は」
「うん、大丈夫。今日は発作も起きてないし、とっても気分がいいの」
「そうか、それは良かった」
「ところでお兄ちゃん、知ってる？　《葉鍵板最萌トーナメント》」
「いや、知らんが」
「トーナメント形式で人気投票の一位を決める大会なんだよ。あたしもエントリーされてるんだ、応援してくれる？」
「なるほど」
「どこまで勝ちあがれるかなあ。あたしテレビに出たことあるしヒロイン格だけど、どちらかというと隠しキャラだからなあ」
「郁美の相手は　……うむ、こいつなら勝てそうだな」
「お兄ちゃん、それって相手に失礼だよ」
「あ、いや、すまない」
「それにね、こういうトーナメントだと、知名度的にはマイナーでも浮動票が流れれば番狂わせもありうるんだから」
「そうなのか」
「ほら、この日(10/24)とかこの日(11/2)とか」
「……本当だ」
「だからみんな、ショートストーリーとかＣＧとかアップして一生懸命アピールしているんだ。ファンの皆さんに、感謝だね」
「……郁美、今日のところは用事が出来た。また来る」
「あ、お兄ちゃん。またね」

「愚かな。またマンガなどにうつつを抜かし追って」
「なんなんだよ。どうしてあんたにそんな事言われなきゃならないんだ！？」
「まあいい。今日のところは有無を言わさずここにこう書け」
「書けって、<<立川さん>>に一票……？　立川さんって、あんたまさか……！？」
「ふん。邪魔したな」
「……なんだったんだ、一体」