葉鍵板最萌トーナメント２回戦Round102!!

772 名前：名無子投稿日：02/01/20 21:50 ID:HEa0lB+j

＜マルチの夢＞

　ちゅんちゅん……
　朝です。
　メイドロボであるあたしは、人間の皆さんとは違って、電源ユニットから身を起します。
　窓の外ではすずめさんたちが、今日も元気に挨拶をしています。
「おはようございます、スズメさん。今日も良いお天気ですね」
　窓のカーテンを開けて家の中を明るくすると、あたしは朝ご飯の準備にとりかかります。
　ふふふ。お料理の腕前は完璧です。
　身の回りのお世話をするようになってから随分日も経ちますので、浩之さんの好みもバッチグーです。
　今日の朝ご飯はのおかずはハムトーストにミートスパゲッティ。ご主人様の大好物です。
　あ、そろそろ浩之さんを起さなければなりませんね。
　あたしは二階にあがると、浩之さんのお部屋に入って起しにかかります。
「浩之さ〜ん、浩之さん。起きてください」
「う、うーん」
「浩之さん。早く起きないと学校に遅れますよ」
「うーん、あと５分……」
「ご飯も冷めてしまいますよ」
「…………！！」
　がばっ！　と浩之さんはあたしの手を引くと、そのままベットに引きずり込みます。
「ひ、浩之さん。なにをなさるんですか」
「朝ご飯はマルチがいいなあ」
「え、え、ふざけないでください」
「ふざけてなんかいないぜ。マルチのこの可愛らしいおっぱいをさわっているだけで、ご飯が三杯は食べられそうだぜ」
「あ、あ、やめてください〜、ああ〜〜〜〜〜！！」
　浩之さんはあたしのささやかな胸をもみもみし始めると、そのままベッドでいちゃいちゃしはじめました───

「──あの、浩之さん。何をやっているんですか」
「いや、最新のメイドロボの造形技術を調べようと思って──」
　もみもみもみ……

774 名前：名無子投稿日：02/01/20 21:50 ID:HEa0lB+j

＜マルチの夢＞　おまけ

「いや、悪かったぜ、マルチ」
「もう、恥ずかしいです」
　浩之さんは充電中のあたしの胸元を、こともあろうにもみもみしていたんです。
　ああん、恥ずかしかったです〜〜〜。
「なあ、マルチ。メイドロボも夢とか見るのか」
「はい、見ますよ」
「それってやはり電気羊の夢とか……」
「いいえ、違います。メイドロボは充電時に記憶の整理を行なっています。その時に夢を見るのです」
「なるほど。ところでマルチはどんな夢を見たんだ」
「え……」
　その時、あたしは夢の中の浩之さんとのやりとりを思い出しました。
　あたしの胸をやさしくもみもみしてくれる浩之さん……。
「え、そんな、はずかしい……」
　ばたん、きゅう〜〜〜。
「……って、なんでまたブレーカーが落ちるんだ！？」