葉鍵板最萌トーナメントブロック決勝Round149!!

219 名前：名無子投稿日：02/02/23 22:25 ID:SlJOePIM

＜セリオと綾香の投票メッセージ＞　[[LK23-08swmPj.]]

「──綾香お嬢様、お呼びでしょうか」
「あ、セリオ。これ見なさい」
「──《葉鍵板最萌トーナメント》ブロック決勝戦ですね。確か綾香様は、決勝トーナメントに進出していたとか」
「そうね、セリオ。あなたもブロック決勝戦に出ているのよ」
「──それは……複雑です」
「あらあ、どうして」
「──わたしたちメイドロボは、人間の皆さんにご奉仕するために作られました。そのわたしが人間の方々を差し置いてブロック決勝進出とは、差し出がましいのではないでしょうか」
「またそんな事言ってるの、セリオ。何かにつけて自分を人間の下におくのは、セリオの悪いクセよ」
「──しかし、わたしたちメイドロボの存在意義とは……」
「メイドロボとか人間とか関係なし！　このトーナメントは、魅力的な女の子を評価するための場なんだから」
「──わたしはメイドロボとして女性の外見を象っているだけの無機物に過ぎません。女の子として評価されるのは相応しくないのでは……」
「相変わらず堅物ねえ、セリオは。あたしがあなたを下僕扱いしたことあった！？」
「──いいえ」
「そうよ、セリオ。あなたはあたしにとっては大切な友達の一人よ」
「──お気持ちは嬉しく思います。しかしわたしは……」
「友達を応援してどこが悪いの、セリオ」
「──いいえ」
「そうよ、この場では、あなたがメイドロボとかどうとかは関係なし。一緒に決勝トーナメント進出しましょう」
「──はい、綾香様」
「それでは、ファンのみんなに声明文を！」
「──ファンの皆様。わたしは来栖川エレクトロニクスのメイドロボ試験機『ＨＭＸ−１３　セリオ』です。もうすぐ投票時刻は終りますから、まだ投票していない方は、いますぐ<<セリオ>>に１票と書いて投票してください」
「投票コードを取得しておくこともわすれないようにね。審議になったときに、有利に扱われるから」
「──それではこれからも、わたくしたちを応援してください」
「なかなか上手いじゃないの、セリオ。これでファンのハートもがっちりね」
「──複雑です」