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５話　今世紀最後のアイドルデビュー


　今回は、何といっていいのか分からない。騒々しいのは相変わらずですが、展開が強引すぎるような気も。
　なんかサミーに歌を歌わせるためだけのストーリーだったような気もしますが、まあ、サミーが可愛かったのでよしとしましょう。


○前回までのあらすじ

　今回の担当は津名魅さま。
　「ありがとう！　砂沙美頑張る！」ってとても素直に受け取ってくれて……っておひ(^_^;)
　……マイペースな上に人の話を聞いていないんですね。ある意味無敵かもしれない。砂沙美ちゃんも、聞いてて呆れているし。


○「選曲してください」

　のっけからサミーとミサの対決シーン。カラオケ女のカラオケ攻撃でサミーを追い詰めますが、予約切れで歌が中断。そこにコケティッシュ・ボンバーで決着。
　その光景をビデオに納める銀次パパ。なんのためかなー？
　しかし今回はプリティ空間は無しなのね。コケティッシュ・ボンバーによる周りの被害がないところを見ると、プリティ空間は張らない方が周囲の被害が少なくていいのでは……と思ってしまった。


○「見たんだ」「プリティサミーさ」

　砂沙美の前で紛らわしいセリフをはく銀次パパ。この手の話ではお約束ですね。
　すごく砂沙美に似ているような気もするけどって、本当に気付いてないのかい！？


○「ボクに、いい考えがある」

　ＣＤ−ＶＩＳＩＯＮの売り上げが落ちてると心配するほのかママ。そこへ銀次パパが出したグッドアイデアとは、サミーデビューＣＤ発売記念コンサートを開くことだった！　本人（サミー）の意向も聞かずに勝手に準備を進める両親に、砂沙美はなすすべもなく流されるだけ……ああ、サミーの人生って一体……
　それと、「ＣＤ発売記念」って、それいつのまに作ったんだ、銀次パパよ？
　全然関係ないけど、銀次パパが持っていた新聞に
　「ＳＴＡＦＦ　ＭＥＳＳＡＧＥ　秋田淳仁さん」
　と書いてあったけど、あれ、どういう意味だろ？


○「サミーは困っているボクらを助けてくれる」

　サミーの意向をたずねなくてもいいのと聞く砂沙美に対し、銀次パパの返答がこれ。確かに困っているのはそうだろうが、本人に知らせず企画したイベントに出る義理はないと思うぞ。
　あ、サミーは砂沙美だから、心配することもないのか（って、ちょっと違うぞ）


○「ふぁいへんはよふぇえはん、ふぉんはふぉほふぁ」

　訳すと「大変だよ姉さん、こんなものが」　サミーをアイドルデビューさせようというチラシを持ってくる留魅耶。
　裸魅亜もさすがに呆れ顔で津名魅も何考えてるのかいぶかしますが……ちがうぞ、裸魅亜。考えたのは銀次パパだ。
　で、結局妨害することになるのね。


○「アイドルになっちゃうもーん」

　いっそ開き直ってという砂沙美ちゃんの妄想。デビューして歌番組にドラマに写真集にＣＤ、ＣＭにゲームに映画……ってそんなことあるわけないかと現実に戻ってしまう砂沙美ちゃん。あの両親の娘にしては、意外と現実主義なのね(^_^;)
　しかし本当にそうなったら、それこそ「クリーミィマミ」だな(^○^)〜♪


○「神様お願いです、会場が跡形もなく消えていますように」

　コンサートが嫌な砂沙美ちゃん。ショップ前の会場が無くなっていることに感激、神様に感謝までするが、実は事態は更に悪化していたとさ。
　ああ、神様のバカ……


○アイキャッチ

　今回、これが一番すごかった。なんたってサミーのコスプレするほのかママと魎皇鬼の着ぐるみを着る銀次パパ(^_^;)　いやー一瞬あっけに取られましたよ。
　うしろでおいおいやってるサミーもナイスだし(^^;)


○「もしも^2もしもだよ。サミーが来なかったらどうするの」

　テレビ中継を快諾した両親に、砂沙美が尋ねると、パパもママも悲惨な未来を語り始める。ＣＤショップは信用がた落ち、家は差し押さえ。不景気で再就職もままならず。雨の日の退去や、鉄道高架下のアパート、お花売りの砂沙美が哀愁ただよう……ってそれだけ分かっているのなら、来るかどうかもわからないサミーを勝手にイベントに使うんじゃな−い！！
　しかしパパもママも、サミーはきっと来ると信じているのね。どこからくるんだろ。この根拠のない自信は？


○「外出する時は制服でって校則にあるでしょ」

　うーん、随分と厳しい学校ですな、海の星小学校は。何の意味があるんだろう？
　しかし世の中には、もっととんでもない校則を持っている学校もあるからなあ、形骸化して、ただ守らせるためだけにある校則ってのが。


○「さあ、サミーを呼ぶぞー」

　しかし、こういうイベントでは、出演者とは事前に打ちあわせしておくものではないかい？　よ〜くぶっつけ本番で（この時点でサミーはまだ会場にはいない）こんな事できるな。どこのテレビ局だろう？
　ピクシイミサの乱入で、一応救われた形になりましたけどね(ﾟoﾟ)


○カラオケ女プロ登場！

　登場時にいきなりやられたカラオケ女が、パワーアップして登場したぞ！　しかもプロ仕様だ！　一人でもハモれるし、音のずれも直せる。充分先まで選曲できるようになって、もう選曲切れという弱点はなくなった。いけいけカラオケ女プロ、サミーをやっつけるんだ！
　……あいかわらずどこか抜けてるのがいいなあ、ラブラブモンスター。


○「アイドルになってよかったー」

　舞台に登場したサミーは、みんなの熱い声援を受ける。すっかりその気になってしまい、ミサを無視して^_^;モノローグを始めるサミー。
　ああ、相変わらず後ろから足蹴のミサ様。これで二度目ですね。


○「カラオケ女プロの歌」

　通信コード［Ｄ２６３４Ｂ１１６］でこの歌が選曲できる。黒田洋介作詞の歌詞がとってもナイスだ！　作曲・編曲の周防義和さんも大変だっただろう(^_^;)


○「サミー、歌には歌だ」

　至近距離で歌われて手も足も出せないサミーに、銀次パパがアドバイス。耳栓しながらエレキギターなんて、ものすごく音感がよいのね。
　会場のみんなも応援して、サミーは歌うことを決意。なんだか前半は本当にサミーのプロモーションビデオって感じで、とってもよかったような。
　カラオケ女プロの妨害も意味なしで、最後には歌詞の一部のプリティ・コケティッシュ・ボンバーにやられる……今度もプリティ空間は無しだが、まあいいか。


○「砂沙美ってばなんてノリやすい性格してるのかしら」

　ノリのよい性格は「プリサミ」の砂沙美ちゃんの特徴だからドーントマインド！
　結構可愛かったから気にしないでね。砂沙美ちゃん。



　今回の話は、本当に「内容がないよう」で「強引矢の如し」だったけど、まあサミーの歌が聞けただけでも良しとするかぁ。
　砂沙美ちゃんもまたも話に流されてますし、このままズルズルと魔法少女の道を極めて欲しいものですね。

初出：'96/11/01 Niftyserve FANTVS MES(19) #027

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