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６話　奴にボールを持たせるな！


　かんそーです。首都圏は夕方雨だからもうしけってしけって……って、全然意味
が違いますね。
　今回は久々に大笑いさせていただきました。清音先生がもういやーんって感じで見事にはまっています。
　それでは印象深いシーンなどを。


○前回のあらすじ

　今回の担当は留魅耶くん。なかなかの好青年ならぬ好少年ぶりな解説です。全国のショタコンなおねーさまにアピール出来たのでは？
　フツーの魔法人生というのがどういうものかは分かりませんが、これも血液型「絶対服従型」に生まれた運命だと思ってあきらめてください。
＃これってＯＶＡ版のみの設定でしたっけ？


○能面のような４年２組の生徒

　無個性、無気力、無表情な４年２組の生徒たち。髪型や顔の作りはみんな違うはずなのに、どうしてみんな同じ顔に見えてしまうのだろう？
　清音先生の調教（じゃなかった、しつけ）がよく行き届いているのが分かります。
　でも、私だったら多少問題が合っても４年３組で授業を受けたいと思うなあ。


○「いこうぜ、河合」「必殺の魔球」

　この世界でも男子は真嶋（広人）、女子は砂沙美ちゃんが運動神経いいんですね。
　「魔球」にたいする小山田健二のツッコミがナイス。広人の反論もらしくていいです。それと、やはり広人は「魔法少女」に「あこがれている」だけのようですね。（i.e.恋愛感情とはちょっと違う）


○「美星先生の方が教師としては１年先輩ですが」

　清音さん……、この世界でも美星に足を引っ張られたんですね、きっと(:_;)ｼｸｼｸ
　中学からの腐れ縁だというし。
　このご時勢、女性の就職が難しいのは分かっていますが、就職浪人とはねえ。しかしその間、美星は一人で教職を務めたわけで、その意味では美星は他メディアよりもしっかりしているといえなくもないでしょうが。


○「あれ、美紗緒ちゃんは？」「いいじゃない、ほうっとけば」

　運動神経の無い子がスポーツで仲間はずれにされるのはよくあることですが、そういうのは非常に寂しいものだよね（実際、小中高と仲間はずれにされた奴＞私）
　今回も砂沙美ちゃんのおかげで参加することになると思ったのですが。


○「仲良き事はえんじょらじょ」

　校長の三浦のセリフ。どういう意味か分からなかったが。コートの使用権をドッヂの試合で決めようなどと、とても教育者とは思えない提案をしますな。あと、セリフまわしも変だし。
　あ、でもこれって、２組と３組が同時にコート使えていいのでは。
　あと、どう考えてもこの試合、昼休みをオーバーしている気がするんだけど。５時間目の授業をつぶしているのかな？


○「でもやっぱ人生は楽しい方が」

　……私もそう思うぞ、美星先生。清音先生も報われないな……。


○ドッジの試合

　あれ？　４年３組は内野９人に外野３人、４年２組は内野１０人に外野３人。一人多いぞ？　とおもったら、３組は画面に入ってない部分に１人いました。紛らわしいなあ(^_^;)
　あと、代表選手に美紗緒ちゃんが入っている理由が分からないなあ？　こういう大事な試合は、小学生でも実力主義で選ぶはずなのだが……。ストーリーの都合かな？


○「トライアングル・フォーメーション！」

　……とても小学生が考えた作戦とは思えない。清音先生の教育の賜物か？　それともドッジマンガかなにか、案外そこからいただいたのかも。
　あと、フォーメーションをミスらないのも小学生離れしてますね。普通は受け取り損ねることもあるもんだが。


○「これはかつて、民明書房の本で読んだことがある」

　(笑)しましたね。「魁！男塾」じゃないけど、そんな本が出版されていたら読んでみたいものだ。


○「魔球しかない！」「大リーグボール３号！」

　これは……小学生でこれを投げられるというのもすごいが、ドッジの試合では意味が無いのだった。ＴＶの前でそう突っ込んだら、ほんとうにそうだったのでまた笑っちゃった。


○「あたしがこのゴールデンプロポーションを維持するのに（後略）」

　サミーの邪魔をしては失敗するたびにやけ食いしているのでは、プロポーションの維持には相当運動をしなければなりませんねぇ。だいたい相手は小学４年なんだから、まだプロポーションに気を使う必要も無いんですよ、裸魅亜さま。


○「いいからちゃっちゃとやって、ちゃっちゃとあれしなさい」

　これだけで通じるんから、ツーカーの間柄……というよりは裸魅亜の思考パターンがそれだけ単純だということですね。


○「私が当たりに行くからボールとって」

　今回の美紗緒ちゃんの名セリフ！　ボールに当たりに行くのは、それだけで美紗緒ちゃんにとっては勇気がいるはず。
　それを察して広人が自分で当たりに行く！　く〜、小説版の真嶋なんかよりずっといい男じゃないか！　こんなの真嶋じゃないやい！(笑)　天地がいないおかげで、さり気ない男の優しさの部分を広人が受け継いだって感じがします。


○またも危ない変身をさせる留魅耶

　試合中にコートの美紗緒に対して変身のキーをかけるなんて、また危ないことやってますな。４話以上にバレても不思議じゃない状況だったぞ！
　しかし砂沙美も今回は結構バレても不思議じゃない状況だったから、まあオアイコだな。（どこがじゃ！？）


○「秘技、名古屋撃ち！」

　これは懐かしのインベーダーゲームが元ネタか！　コートの間近にいる相手選手にぶつけて追い出し、リバウンドをすかさず取ってまたも攻撃する！　まさしく
「名古屋撃ち」だ！　銀次パパもよくこんな技を知っていたなあ。


○「大回転魔球！」

　おお、「侍ジャイアンツ」　いやー笑っちゃったな、懐かしくてつい。


○「ハイジャンプ投法」

　これも「侍ジャイアンツ」ネタ。砂沙美ちゃんて、跳躍力すごいんだね。次々と繰り出される秘技の前にもう笑うしか無かったッす。


○「天上サーブ」

　今度はバレーネタかな？　元ネタは分からなかったが、屋外では天上が無いため無意味な技だった。しかし、太陽が味方してくれるのだった。


○「悪い夢なのよ！」

　いきなり表われた悪い「魔法少女」の存在を受け入れられない清音先生。ここでも現実主義的な性格が表われていますね。風に流されているし……。


○ラブラブモンスター、ライン女にボール女

　今度はモンスターが二匹も！　しかもコンビを組んで漫才まで！　いやー笑っちゃいました。人型でないのが減点だけど、コンビ漫才を聞けたのが面白かったのでいいです。
　コートを狭くして攻撃なんて、随分とアコギな攻撃方法ですね。このはちゃんもよく耐えたものです。


○「通天閣アターック」

　ボール女の技だけど、これって元ネタあったっけ？　「ドカベン」坂田三吉の「通天閣打法」「通天閣投法」を連想したけど。


○「ドッジもこっちも……ってダメ？」

　「べんわだレベルのダジャレはノーサンキューよ」私もノーサンキューしたいですね。しかし砂沙美ちゃんのギャグは体をはったものでないと……。


○「万博クラァッシュ！」

　７８年（だったっけ？）（注：正解は７０年）の大坂万博のことかな。


○今回もプリティ空間はなし(:_;)ｼｸｼｸ

　しかし、またもや巻き添えの被害はありませんでしたね。プリティ空間を張らない方が、コケティッシュ・ボンバーの被害が少なくていいんじゃないかな？


○「やったねサミー」「おまかせ」ボテ「アウト」

　……今回のオチかと思った。せっかくラブラブモンスターを倒してミサを追い払ったものの、ポーズ取ってる隙にボールをあてられてしまった。これでドッジは２組の勝ちかと思ったのだが……。


○……ﾎﾟﾃ

　今回はなんと２段オチだった！　２組の最後の女子が後ろを向いてる隙に、いつの間にか戻ってきた美紗緒がボールをあてる。
　その瞬間、３組の勝ちが決定した！　やったぜ美紗緒ちゃん！　今回のＭＶＰは君だ！


○「ふふふ……、さあ、はやくいらっしゃい。３組の少女たち」

　き、清音先生。いくらプライドがかかってるからって、小学生の試合にそんなにムキになることないのでは？
　しかし３組では、もうドッジは時代遅れだったのだ。（だからって、なにもあやとりに走らなくても）




　今回書くことが多いので、こんなになっちゃいました。

　観てて気になったのですが、どうも正面向いての画面が多いような気がします。セル枚数節約のためだとは思うのですが、変に動きが無いために不自然な印象を受けましたね。シナリオが良かっただけにちょっと残念です。

初出：'96/11/08 Niftyserve FANTVS MES(19) #129

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