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７話　天災の才能


　今回は鷲羽ちゃんの登場でした。鷲羽・フィッツジェラルド・コバヤシ，通称：鷲羽ちゃんの理不尽なまでの天才ぶりがとても面白かったです。
　今回も、印象深かったシーンなんぞを。


○前回までのあらすじ

　今回の担当はなんとミサ様！　もちまわりならいつかくくると思ってましたが、自分で「ミサはずるい子卑怯な子ぉー！」なんて言ってくれるのがとてもミサらしくていいです。「裸魅亜お姉様、天国から見守っててね」もグーッド。裸魅亜様も身内には恵まれてませんね(^_^;)
　ところで次回の担当は裸魅亜様かな？


○「私は人類一のちょぉ────天才なのよ」

　人工衛星のピンポイント撮影に成功する鷲羽ちゃん。人工衛星から髪の毛の毛根まで拡大撮影できるのですから、精度は現在の技術レベルをはるかに超えますね。
　アメリカ大統領と補佐官じきじきに実験に付き合ってるのですから、その天才ぶりはまさに本物！
　「アメリカ一の天才だ」と大統領が言ったら、それを訂正するところもまさに鷲羽ちゃんですね。
　しかも軍事利用するのだと分かったら、自爆装置を作動させる周到ぶり。６０億ドルをパーにすればアメリカから追われる身になると思うのですが、鷲羽ちゃんは天才だから、その辺もきっとぬかりはないのでしょう。
　マッドぶりが当社比２０％くらいアップしていませんか？


○ホワイトハウスが割れて中からロケットが

　「米スポ」新聞を見て日本に行く決心を固める鷲羽ちゃん。理不尽なまでに強引な展開に笑うしかない。
　ロケットをいつの間に作ったんだと思ったら、大統領と補佐官がデートしている間だとか(^_^;)　「補佐ちゃん」「大ちゃん」の二人がグーッです。鷲羽ちゃんを雇うには、あの二人では役者不足でしたね。


○「きっと英語ペラペラなんだろーな」

　アメリカ人だと聞いて素直にあこがれる広人。
　このはちゃんの「アイ・ウワンチュー」「ジュデーム」がいいですね。健二も相変わらずツッコミをいれてくれます。


○「なんなのあのロケットは」

　アメリカ直通で海の星小学校の校庭に付きささったロケット(^^;) 中の人間はともかく、よくロケットが壊れなかったものです。さすが天才が作ったものは一味違う(^^ゞ ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ...


○「鷲羽ちゃん特製ちくわ望遠鏡」

　砂沙美ちゃんを見て「ＭＡＧＩＣＡＬ」の反応が。美紗緒ちゃんには反応しなかったけれど、ちくわ望遠鏡って嘘発見機みたいに、自覚が無いと反応しないものなのかな？
　とにかく鷲羽ちゃんは、それだけで(^^;砂沙美ちゃんを魔法少女だと睨みます。天才の論理には凡人はついていけんのう(+_+)


○「……名…魅」「私の夢、見てるの？」

　ジュライヘルムで眠っている裸魅亜。津名魅が起こそうと木槌を取り出しますが、津名魅の夢を見ているのを寝言で言って難を逃れます。ああ、良かったね。
　もっとも、見ていたのは悪夢のようでしたが(~_~;)


○「私がアメリカから来た天災`h`h天才おねーさんよ」

　美星先生の授業に強引に割り込んで自己紹介を始める鷲羽先生。「てんさい」の文字はやっぱり「天才」ではなく「天災」のほうが相応しいと思うぞ。


○「私がここに来た目的はただ一つ。魔法少女プリティサミー！」

　魔法少女が目的なら「海の星小学校」が最適なのは間違いありませんね。さっそく砂沙美ちゃんにアタリをつけるしー。
　砂沙美ちゃんも災難です。鷲羽ちゃんに睨まれるのはかなりの負担ですからなー。


○「津名魅……殺る……」「裸魅亜……お花よ」

　お二人の寝言。何を夢見ているのかは言わずもがなですね。しかも「やる……」の寝言を留魅耶は勘違いするしー。
「今週はどうするの」って留魅耶、毎週１回はミサで邪魔するのが決まってるのね。


○「現代科学の頂点を極めた私が、ジャガイモ・アーンド・でんぷん！？」

　人類一の超天才鷲羽先生が、なんの因果でジャガイモの実験なんぞを……。分かっていても鷲羽ちゃんには屈辱ですか……
　でもだからといって黒板摩擦地獄はいかんぞ。


○「教科書通りの授業じゃ生徒の個性は伸びないわよ」

　確かに正論だ。しかしだからといって無分別な薬品実験はいかんぞ。いくらサミーをおびき寄せるためと入っても。
　は、これは「目的は口実を正当化する」ということでは(^_^;)


○「揺れーる揺れーるほーら揺れーる」

　今回は美紗緒ちゃんを暗示にかけるのに、５円玉振り子を使ってましたな。教室じゅう混乱だらけで美紗緒ちゃんが抜け出てても気付かれない状況ですけど、４話や６話よりは納得できましたし笑いました。
　しかし振り子催眠術なんて、よく知ってたな、留魅耶。


○「イメージチェーンジ！　なんちってうけた？」

　やめて欲しかったぞ、それは。ミサ様(:_;)ｼｸｼｸ


○「魔法少女なら文句無い、喜んで研究させて……」

　サミーじゃなくてミサが表われても、全然動じない鷲羽先生。とにかく魔法少女が研究できればいいわけね。
　しかしミサを研究しようなどとは、無謀にもほどがある……と思ったら、どういう状況に陥っても動じない(x_x) さすがのミサ様も、ペースが狂いっぱなし。
　ああ、鷲羽先生は魔法少女の天敵なのか(:_;)ﾙｰﾙﾙｰ


○今週のラブラブモンスター、実験女！

　三角フラスコを触媒に、ラブラブモンスターを作り出すミサ様。「すいーへいーりべー」といみふめな産声をあげる・
「どこがラブラブなんだぁ？」とツッコミをいれる健二がナイスです。
　しかし鷲羽先生にとっては、単なる研究材料でしかなかったりして(^_^;)


○「あんなものは飾りです。私には必要ありません」

　こ……これは某機動戦士ものの某ＭＳ、ジオングに対する整備員のセリフが元ネタでわ？


○でんぷん実験のビーカーに閉じ込められる鷲羽先生

　「科学ねーちゃんをカオスの海に沈めちゃいなさい」ででんぷんの海にですか……その程度では鷲羽ちゃんは全然動じないぞ。
　「なんかあれはあれで楽しそうだな」という広人のボケもナイース。


○「砂沙美ちゃーん、プリティサミーに変身だ」

　人体解剖模型にず────っと隠れていた魎皇鬼。さすがに呆れてしまった。
　いやーさすがは魎皇鬼、パートナーの鏡です。


○「ピクシィ☆ミサのくいしんぼう！漫遊記」

　サミーをやっつけると次週から始まる新番組だそうだ（ミサ談）。
　う……、ちょっとだけなら見てみたい気もする。


○「うごけないんですぅ、フラスコだから」

　さっさとやっつけちゃってよというミサの命令に、実験女は頭のリトマス試験紙を真っ青にします（頭がアルカリ性になったということか？）
　あーあ、だから足も用意した方がよかったのに。
　ミサ様もさすがに呆れて、「もういーからさくさくやっちゃってよ」と撤退します。フラスコの底に噴出口をつけとくべきでしたね。


○「ああー、データがぁ！」

　実験女の消滅と共に鷲羽先生を閉じ込めたビーカーも消滅。ラップトップパソコンが地面に叩きつけられて電源オフ！　その様子だと、メモリからハードディスクに落としていなかったようですね。いや、もしかしたらハードディスククラッシュまでしているかも。
　なんにせよ、まわりの迷惑も考えない研究は身を滅ぼしますね。


○ジェニミの天秤が元に戻る

　裸魅亜の眠っていた間にジェニミの天秤がまた一つ均衡を取り戻す。
　寝言で指令を出しておきながら、勝手なことするなと怒られる留魅耶が哀れなり。


○「砂沙美ちゃん、こちら今日おとなりに越してきた鷲羽ちゃんですって」

　隣家の貼り紙が剥がされていたのでなんだろうかと思ったら、そういうことか(^_^;)記憶にないが、きっと「売家」か「貸家」とでも書いてあったんだろう。
　一人の天才美少女科学者によって、砂沙美ちゃんの平穏は夜も昼も無くなってしまったようですね。
　しかしほのかママと鷲羽ちゃんはなかなか気があっているようで(^_^;)


○「ちょーっと気分がいいから、ギターでもってね」

　ギターが弾けるとは知りませんでした。鷲羽ちゃんはなにをやらせても天才なんですね。
　しかし歌詞の方は……鷲羽ちゃんらしいというかなんというか。



　今回はいつにもまして強引な展開でしたが、それが不自然には感じませんでした。これもきっと鷲羽ちゃんの人徳でしょうね(^_^;)
　作画もストーリーも文句無しに合格点です。面白かったですよ！！！

初出：'96/11/15 Niftyserve FANTVS MES(19) #213

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