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１０話　ＥＡＳＴ　ＶＳ　ＷＥＳＴ


　ＪＵＮです。サミー拝見しました。
　今回は阿知花似のしのび、遥照似の敏八、勝仁似の源十郎に信幸似の鬼地獄組組長がでて楽しかったですが、しのびと敏八の声優が違ったためか違和感ありまくりでした。同じ顔なら声も同じにして欲しかったなあというのが正直な気持ちで残念です。
　それでは、感想行きます。


○「バイクもいいが、馬もいいなあ」

　今週も前回までのあらすじはなし。(T_T)ｼｸｼｸ　やっぱり話が中盤に差し掛かったからでしょうね。
　で、馬にのって相変わらず大笑いしている砂沙美と銀次。よっぽど楽しいのでしょうね。「おうちまでこれで帰ろうか？」なんて、よっぽど気に入ったのかな、砂沙美ちゃん？　ヒッチハイカーが唖然とするのも無理ないかも。


○「そこの人、お願い、助けてください」

　なぜにウエスタン村で忍者が宙吊り？　よく分からないですねぇ。
　ヒーロー並に飛び上がる銀次もすごいですが、しかし縄を切ると頭から落ちるのはお約束。


○「私はこの村の村長の孫娘、しのびです」

　出ました、阿知花なデザインのキャラ！　しかし声が林原めぐみじゃないぞ？　期待していただけにちょっと戸惑ってしまいました。
　林原嬢はスケジュールの都合がとれなかったんでしょうか？（＜邪推）


○「ただいまー、おじいちゃん、おじいちゃん？」

　忍者屋敷に戻ってきたしのびたち。ただいまと挨拶すると、キェー！と手裏剣が飛んでくる！　よ、ほ、は、と天井に跳んでかわそうとするしのびですが、天井に張り付くのに失敗して落ちてしまいます。あとで砂沙美が、玄関口にバネ仕込みの板を取りつけていることに気付きますね。バネの力で天井まで跳躍したと。なかなか凝った演出ですね。
　しかし銀次よ、跳んでくる手裏剣を指で白羽取りするなんて、なんてすごいパパなんだ！　お見事！　いったい普段はなにやってるんだ？


○「わしの名は葉隠源十郎、この村の村長だ」

　こちらは勝仁にそっくりの源十郎おじいちゃん。声も青野武さんでイメージ通りです。人を食ったキャラぶりがそっくりで違和感ありませんでした。


○「砂沙美のパパ、銀次です」「砂沙美でーす」「みゃ〜」

　おひおひ、自己紹介するのに、「砂沙美のパパ」なんて普通言うかあ？
　砂沙美ちゃんは全国的に有名人（ただし現実社会）ですが、作品によって両親がちがったりするので、「この作品では私が砂沙美のパパなんだよ」と視聴者に分からせているんでしょうね、きっと。
　けっこうおかしかったです。


○「村おこしのために忍者村を始めたんじゃ」

　過疎化対策のために忍者村。発想は悪くないのだが、
「忍者装束に身を包み、屋根から屋根へと伝い歩き、挨拶がわりに手裏剣を投げる」
　……(^_^;)　やりすぎって感じもする。ちょっと恐い村だな。観光客が来なかったのも、無理ないかも。
　

○「生涯のライバル鬼地獄組のやつらが村を乗っ取ろうとした」

　交通が不便で観光客が来ないところなら、忍者村だろうがウェスタン村だろうが作るだけむだだという気もするのですが……。村長や鬼地獄組がまず最初に行うことは、交通の便をよくして観光客が訪れるようにすることでは？
　っとツッコミはこのくらいにして、忍者がだめならウェスタン、このベタベタな発想がいいなあ。


○「お兄ちゃん、今、どこにいるのかしら」「ここにいるよーだ」

　どんでん返しから現われた遥照もどきの敏八。声が子安武人さんじゃないのがちょー残念。忍者がかっこ悪いとウェスタンにかぶれた薄情な孫ですな。声の感じもちょー軽いし。


○「あ失礼、オレはいつもアメリカンなんでね」

　ついに出た信幸な鬼地獄組長。やっぱり青野さんが声をあてているので違和感ないっす。二役やっててそれを感じさせない名演技でした。しかし信幸って、悪役も随分似合ってますねえ。あ、ここでは鬼地獄組長か。


○「死人にクチナシってやつだ」

　鬼地獄組長の脅迫！　これにはさすがの祖父不幸ものの敏八も顔色を変えます。ああ、身も心も悪に売ったわけではなかったのね。あ、売ったのはウェスタンだったのか(^_^;)


○「西部式の決闘で決めようじゃないか」

　銀次が割って入り、決闘で決めようと提案しますね。うーん銀次、カッコ良すぎ！
　これじゃ砂沙美がパパ大好きなのも無理ないかも。


○「こんなこともあろうかと、用心棒を雇っておいたのよ。あ、先生！」

　３対３の決闘に、まるで時代劇なセリフで鬼地獄組は用心棒を呼び出す。すると畳の下からミサ様が！
　「砂沙美ちゃんの行くところ、常にミサの姿あり。これ、宇宙の常識よ」で取り出したのが「宇宙の常識」という本。一体どこでそんな本を？　ま、まさか民明書房！？(笑)


○ついに決闘！

　しかし源十郎よ、忍者屋敷をかけた勝負を見るためとはいえ、外に布団ごとでてくる老人の頑固さがいいなあ。


○「一番勝負！　ピクシィミサ対河合砂沙美」

　３歩あるいての撃ちあい。西部劇ではお約束の勝負方法ですね。しかし忍者さんチームの砂沙美の獲物が手裏剣でミサが模擬銃とはちょっと忍者側が不利では、と思ったんですが。
　背中を向けて３歩あるく砂沙美の後ろを３歩つけて銃をうつミサ様。卑怯もここまでくると立派。そりゃまあ、確かに３歩歩いてから撃ってるんだけどね(^_^;)


○「第２組、河合銀次対鬼地獄組組長様」

　距離が離れての早撃ち、これも西部劇ではお約束。ここで銀次がウルトラＣの超絶技を見せる！　なんと、鬼地獄組組長のペイント弾を手裏剣で射落とすという、絶対にできっこねーよな技。銀次、かっこいいぞ！　いったいどこでそんな技覚えたんだ！？


○「第３組、葉隠敏八対葉隠しのび」

　ついに兄妹対決！　これも早撃ち……かと思いきや口撃合戦になりましたね。
　忍者は暗くてかっこ悪いという敏八に対し、しのびの反論が笑えますね、
　忍者は年中黒尽くめで、薄暗くてじめじめしたところにしかいないなんて、まるでゴキ○リ並の言われよう(^_^;)　しかし、ウェスタンって時代遅れだ！
　「今時そんなビラビラした服を着たら、バカよバカ！」というしのびの反論に、まるで世間知らずの敏八もショックを受ける。この勝負、実質的にはしのびの勝利に終わりましたね。
　「どうせならガンマンより、忍者の方がまだましよ！」……五十歩百歩な気もする。(^_^;)


○今週のラブラブモンスター、ガンマン女

　今までのラブラブモンスターとは比べ物にならないほどどシリアスで美人なガンマン女。棺桶を引きずっているのがいい雰囲気をだしています。
　唯一で最大のマイナスポイントはギャグが通じないこと。おまけに暴走までして無差別破壊しましたね、しかも実弾まで撃って、マジでしゃれにならなかったですね、あれは。


○「敏八、忍者はかっこいいぞ」

　孫に自分の価値観を押し付けるとは、なんてとんでもない……もとい、なんてお約束なおじいちゃんなんでしょ。ガンマン女の火縄銃（？）から身をていして敏八をかばうなんてなんて悲しいシチュエーションなんだ(^_^;)
　しかし実は手裏剣に当たっていたはお約束。


○忍者に目覚めた敏八

　ガンマン女に隙を作るために敏八は手裏剣を投げ付けます。そして撃たれて倒れたかと思うと変わり身の術でにげる。しかもいつの間にか忍者装束を見につけているし〜。そういえば敏八は、才能があったって言ってましたね。


○プリティ・コケティーッシュ・ボンバー

　あれ？　今回はプリティ空間を作るバンクはなかったのに、いつの間にかプリティ空間が出来上がっているぞ？　どういうことなんだろ？　うーん、すると今までのもただ単に省略してたのかな？


○「今日はほんのちょびっとだけ、ありがとーね」

　ミサの書き置き。巻き物に書いているのがお約束。しかしミサ様よ、自分で作ったラブラブモンスターくらい自分で処理できるようになりなさい(^_^;)
　前回といい今回といい、最近のミサ様はラブラブモンスターに逆らわれることが多くなりましたね。やっぱりやぁと読んでそーれとこき使ってバイバイと見捨てているから、ラブラブモンスターズも嫌気がさしてきているのでしょうか？


○「新たに忍者ウェスタンを作るのじゃ」

　……いったいなんなんだ、そりは？
　争いは破壊しか生まない。だからって和洋折衷なその村がうけるのか？　本当に？
「いんちきな時代考証に派手なだけのアクション、忍者とガンマンが繰り広げる一大エンターティンメントランド」
　……確かにこれなら当たるかも、人間さえ入ればだが。
　だから、企画を考えるより先に交通の便を何とかした方が良いのではと思うのだが？
　最終的に鬼地獄と手を組む源十郎んも器の広さがステキ！　ですが、それとは別に恨みはらすで逆さ釣り。けっこうお茶目なところもありますね。あ、それは勝仁の時からそうだったか。


○「オレ、立派な忍者になるよ。そしてこの村を、世界に広めるよー！！！」

　……お願いだからやめちくり。忍者ウェスタンを世界に広げるなんて(^_^;)



　今回は絵や動きがなんかぎこちなかったように思えます。さすがに息切れでしょうか？
　しかし今回一番驚いたのは本編では無く、ＣＭでしたね。サミーＯＶＡ続編制作決定！！！　うわー！　今から楽しみです ＼(^o^)／

初出：'96/12/06 Niftyserve FANTVS MES(19) #390

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