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13話 キミがほしい
今回で第1クールもおしまい、というわりにはわりと普通のお話しでした。といってもプリサミTV版の場合、それでもじゅうぶんおかしいけど。
内容は清音先生のお見合いですね。結婚をあせる清音の女心をせつせつ(?)と語ったお話しでした。
○「だって、河合家のパパだもん」
いきなり木造アパートが火事! 厄介だという消防署員の前で、江戸街火消しの姿ではしごの上からホース3本から6本もって消火にあたる銀次パパ。結局銀次一人で消火してしまいます。すごいぞ、銀ちゃん!
……ふだん何やってるんだろう? ほんとに。
火事になってものんきにお食事中らしかった美星先生もつわものでした。
○「今日はサンデー、日曜日」
普段は理想的教育(?)をおこなっている清音先生ですが、アパートの部屋は結構散らかってました。休みだからって午前10時まで寝て、朝食はコーンフレークに牛乳。……リ、リアリティがありすぎる!!
やっぱり気楽な独身生活だと、しっかりものの清音先生でもだらしなくなってしまうのだろうか? 結構清音先生に好感がもてるエピソードでした。
○「ね、熱血先生!」
み、美星が熱血先生? ……ある意味ではそうかもしんないが、うーん。お気楽な美星先生が熱血先生だなんて、ちょっちイメージがあわりんこ。
清音先生のほうが理想に燃える先生だと思っていたのだが、うーん、清音先生の理想は飼い馴らされた生徒(6話参照)だから、そうなのかもしれない。
○「お見合いさせてあげることにしたのよ」
娘の結婚を心配する母親がお見合いをセッティング。清音さんも嫌がっている割には「少しは」乗り気みたいで可愛いですね。電話の会話を傍らで聞いている美星の反応がさりげで面白かったです。
相手の名前は「アンドゥ豊川」……あ、怪しい。ハーバード大学卒業の一流バイオリニスト、実家は大地主……、なんて怪しすぎる! これ程の男が、なんで28になるまでフリーなんだ? なんで清音がいいんだ? 絵に描いたような良縁に清音も心が揺らぎますね。
○「そんなあ、そしたらもう二度と結婚できないわよ」
……この世界の清音が何歳かは知りませんが、ちょっと悲しいセリフですね。まさに「大きなお世話だ!」なツッコミ。
でも美星もまだフリーじゃなかったっけ? 恋人がいる描写もないし、人のこといえないのでは?
○「先生、お見合いするって本当ですかー?」
広人に健二、砂沙美ちゃんに映美ちゃんにこのはちゃんまで一緒に祝ってますね。そして美紗緒ちゃんの花束贈呈。決して仲が良いばかりではない面々ですが、こういう時には一致団結するなんて、やっぱり4年3組ですね。
しかし清音の担任の4年2組の生徒じゃないとはどういうことだろう? やっぱりあのようなさめた生徒には、人の幸福を祝う気持ちはないのだろうか? 2組と3組の教育方針のちがいがさりげに描いているのかな?
でもさすがに2組の生徒も噂にはしているみたいですね。まあ、美星が噂をばらまいているから無理も無いけど、授業中だもんね
○「授業中になにしてんのよー!」
しかし、だからといって授業中に隣のクラスを覗くなんていけないよ、このは、広人、健二、美星先生に砂沙美。うーん、美星先生までのぞくからみんなまねするんだろーな。映美ちゃんのツッコミが炸裂します。
○「オペレーションゼロ、発動よ」
お見合いを成立させてジェニミの天秤を戻そうとする津名魅に対し、オペレーションゼロを発動させて妨害しようとする裸魅亜。しかし相変わらず具体的な内容を考えてないため、「自分で考えろー!」と留魅耶をプールの中に放り込みます。
自分で考えて実行しないからいつも失敗するんですねー、きっと。
○「清音先生のお見合いの場所はココだ!」
お見合いの応援をしようとする美星と4年3組の生徒たち。結婚すればガミガミうるさい清音先生がいなくなっていいというこのはちゃんに、映美ちゃんは「そういうことは小声で言うものよ」……なんか違うような気がする。
しかし、見合い場所が分からないという美星たちに、一枚のチラシが。「海の星ロイヤルグランドホテル」 なんで三浦校長がそんなの知っていたの? 相変わらず謎の校長先生だ。
○「ねえ、パパとママって、どうやって知り合ったの?」
学生時代の先輩だった銀次パパ。それ以来、爆発炎上するダンプカーからの脱出や。ペアスケートや、宇宙大冒険までおこなったという。こんな体験を共有すれば、河合家の夫婦仲のアツアツぶりもごもっとも。
……どんな恋愛時代を過ごしてきたんだ、二人とも? 役者さんだったのかな?
○ほのかサミーと銀次魎皇鬼
今回のアイキャッチも【5話】とおなじほのかママと銀次パパのツーショット。一回限りだと思ってたのだが。
○「やっぱ帰る」
ふられるシーンを想像し、弱気になる清音。石につまづいた客ほのかと、ロビーで待ち伏せていた従業員銀次のおかげで見合い場所の喫茶店へ。
そこはかとない陰謀で周りを見渡すとどこかで見たような面々……。みんなやっぱり心配なのでしょうね。全員サングラスをかけているのがベタベタすぎておかしかった。
○「あの人ラブラブモンスター?」
真昼なのにいきなり周囲を真っ暗にして登場のアンドゥ豊川。手から虹色光線を発射して相手を虜にしたり、頭上に浮かんだキューピッドを手に持ったりと人間離れした芸当を見せてくれます。本当に人間なんだろうか?
ハーバード大学でて音楽家、苦労人。なんかイメージがあわないな。
「やっぱり普通じゃないよあの人」 砂沙美ちゃんも魎皇鬼もあんぐりしてますが、見合いに夢中で美紗緒ちゃんがいなくなっていることに気付いていませんね。
○「全世界のガールの敵にそういうことを言われたくないわよ」
いい雰囲気になってきた見合いを邪魔しに入ったピクシィミサが窓の外を指差すと、そこにはウエディングドレスをきた女性が窓を叩いている!? しかも見渡すたびに増えたりして。最初はミサが呼び出したラブラブモンスターかと思ったんですが。
清音もおもわず失神しちゃいましたね。
○今週のラブラブモンスター、破談女
ウエディングドレスをきた女性群にコーリングミスティックしてできたのが、破談女。アンドゥ豊川の「かっこいいぞレインボー」をバリアーで跳ね返したり、愛のベア・ハッグで羽交い締めにしたりと、見事な破談攻撃(?)を見せてくれます。
○「サミーのピンチは銀次にお任せ」
サミーの攻撃をバリアーで跳ね返す破談女。サミーのピンチを救ったのは銀次パパだった。
破談女のバリアー攻撃をあっさりかわしてって、おいおい、銀次って本当に普通の人間か? なんか信じられない。
○「夫婦仲は多少ぎくしゃくしても、チャンスはチャンスだ」
そのうえ破談女を口説いてしまうし、ほのかママのアッパー(<銀次仕込み)をくらって気絶してしまう。しかし夫婦仲を多少犠牲にしてまでつくってくれたチャンスにコケティッシュ・ボンバー!
おいおい、魎皇鬼、そんなことをお目目うるうるさせて言わないといてね。
○「あれ、そういえば豊川さんは?」
ミサの乱入も片付いたけど、アンドゥ豊川さんは今度はサミーを口説いている(^_^;)それではミサのセリフはあながち嘘でもなかったのね。
あーあ、清音さんも石化して崩れちゃうし、起こった美星先生の「大人の純情を踏みにじったらダメじゃない」アッパーで吹っ飛ばされます。美星は美星なりに清音のことを考えていたから許せなかったのね。
○「なんで破談になったのに天秤が戻るとですか」
お見合いは破談になったのに、天秤が戻ったため怒りの裸魅亜さま。「いったいどげんなっとるのですか」と留魅耶をタイヤに見立ててバット降りの練習で、まるで左門豊作。そういえば留魅耶はジャイアンツ、裸魅亜はホェールズのユニホームを着ていたし、狙ってるのでしょうね。
しかし、あんなアンドゥ豊川との縁談なんて、破談になった方が清音先生のためだったのでは?
○「結婚は一生のことなんだから、もっとじっくりと考えないとね」
余計なことをしたみたいと誤る美星に対し、私も慌ててたみたいと反省する清音。そうそう、結婚は一生のことなんだから。
しかしそのあと校長先生から紹介(!)してもらったという新しい見合い話に、お見合いはもうこりごりよーと叫ぶお約束の落ちでした。あの見合い写真をこんなに素敵な人よといいきる美星の神経にも分からないものがありますが。
今回は朝早いのでここまでにしておきます。
それからしばらく通信できる環境にいませんので、来週は感想のアップが遅れてしまいます。ちょっと残念。
初出:'96/12/27 Niftyserve FANTVS MES(19) #568
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