[１５話] [１７話] [感想と考察] [ホームページ]

１６話　鮮烈！人妻隊


　今回は対決もの。正義の味方が悪の手先にピンチに陥いるという、ヒーローもの
（？）では必ず一度はやるこの上ないピンチの状況です。人妻隊のセクシーさにうたれましたね(^_^;)　ミサがなんか必要以上に弱かったりする気がするけど。
　くろらさんの脚本が冴えてます。
　では、感想なぞ。


○「サキは、美紗緒ちゃんのピアノが大好きね」

　今日はいきなり見知らぬ家庭からストーリーが始まったと思ったら、うん、美紗緒ちゃんのお隣さんだったのですね。
　「隣は何をする人ぞ」が叫ばれて久しい咋今だが、こういう暖かい隣人に囲まれていれば、美紗緒ちゃんも少しは淋しさが紛れますよね。こういう隣人関係は滅多に見られないだけに、琴恵ママも近所付き合いには気を配ってたのでしょう。
　あくまで美紗緒ちゃんにとっては代償行為なんだろうけどね。


○「『美紗緒』って曲。パパが作ってくれたの」

　うーん、ＴＶ版でも繁樹って名前かどうかは知りませんが、ずいぶんといいお父さんのようですね。大作曲家が、自分の娘のために曲を作る。ＯＶＡ（小説）版で見られたような夫婦の反目もなさそうですし、ＯＶＡ（小説）版よりは美紗緒ちゃんは救われているような気がします。


○美紗緒の様子を眺めている留魅耶

　砂沙美ちゃんと楽しく付き合っていたり、パパが帰ってこないと淋しそうにしていたりする美紗緒ちゃんに、留魅耶くんも思うところがあるようですね。


○「ありがとう、おばさん」「お姉さん」

　うーん、天地ＯＶＡの２巻で初対面した時の魎呼と砂沙美ちゃんの場面を思い出したぞ。いくら子持ちとはいえ、まだまだ若そうなお姉さんにおばさんはないだろうね。
　……１０歳の子供から見たら、２０代も４０代も関係なさそうな気がしてきた。特に砂沙美ちゃんの両親は、最低でも３０代後半の年齢なのにあの若作りだもんなあ。（注：後で聞いたら、銀ちゃん３８歳、ほっきゅん２６歳だそうです）


○「あたしの見初めたピクシィミサは、何であんなに弱いのよー！」

　それは、もしミサが勝っちゃったらそこでシリーズが終了してしまうからなのねん。サミー続行のためにも、ミサには負けつづけてもらわねば。
　冗談はこれくらいにして、ずさんな作戦におしの弱い行動、引き際の良さが加われば負けつづけるのも無理無いと思う。


○「まどろっこしい作戦はやめたわ」

　もうやめたらの留魅耶の提案に、まどろっこしいことはやめて自ら乗り出す裸魅亜。サミーとミサを直接対決させようとします。
　うーん、ラブラブモンスターを作り出すのは得意だが、ミサ自身の実力は未知数なのでは？　留魅耶くんもミサだけじゃまた負けちゃうと言ってますし。


○「今回はあたしも出る」

　といって裸魅亜様が出した衣装は……、私は一瞬、どこぞのピエロかちんどん屋かと思っちゃったぞ。うーん、これがマジカルミセスの衣装か……（？）


○裸魅亜の人妻狩り

　何を思ったのか、裸魅亜は人妻を駆り出し始めます。学生結婚から始まって、ＯＬ、美女、カラオケ魔神、そして美紗緒のお隣さん……。一体なんなんだ！？


○「チーム・ピクシィミセスになるための審査よ」

　なにを基準にしたのか、裸魅亜はミサのオタスケマンとして「チーム・ピクシィミセス」を作ろうとした。そのための構成員として愛情たっぷり、情熱たっぷりの人妻を集めていたのかあ。
　夫や子供に向ける愛情を、少しだけミサのために貸してあげてとは。魔法少女をサポートする愛の戦士たち！(爆笑)
　うーん、「愛」はサミーのテーマ(笑)なだけに、これは意外と強力かも。


○「マジカル・アイズ」

　ううーん、猫目(^_^;)　そういえば美紗緒ちゃんも、これでミサにされちゃったような。


○美由紀さんの額についたタトゥー

　うーん、これぞ魔法の人妻の証し。あれ？　魔法のタトゥーは無理矢理魔法使いにされた人には付かなかったんじゃないの？（だからミサにはタトゥーがないって聞いてたんだけど）
　まあ、魔法使いにされた印としては、分かりやすいんですけどね。


○「砂沙美ちゃんや、こうして鳥さんも遊びに来てくれるもの」

　仕事で忙しい両親に対する寂しさを、友達やペットで紛らわせている少女。留魅耶の言うとおり、無理していることが分かりますね。
　しかしそんなこととは関係無く、留魅耶を脅して美紗緒ちゃんを変身させる裸魅亜様！　うーん、悪役はこうでなくては。


○今週のアイキャッチ

　うーん、人妻隊でも面白かったような気がする。まだ登場してないので出すことはできなかったんだどうけど、これは来週に期待かな？
　それとも来週は、ほのかサミーと銀次魎皇鬼のツーショットかな？　ワクワク


○砂沙美の夜

　おいしい晩ご飯をパパと一緒に大食いし、風呂場では銀次パパと大騒ぎし、さらにはカラオケ！　うーん、さすがは河合家。世間の枠にはおさまりきれませんですね。


○「砂沙美のバカ」

　ミサに果たし状を突きつけられ、「時間は明日の放課後、場所は学校の校庭」と一方的に宣言される砂沙美ちゃん(^_^;)　ここまで言われて果たし状に何が書いてあるかと思えば……。
　うーん、確かに果たし状に書くことはもう無いような感じがするが。


○「対決！ピクシィミサ対プリティサミー」

　宣伝カーに乗って一日中対決を宣伝していたミサ（ウグイス嬢のお声は裸魅亜様だったけど、裸魅亜様がそんなことするのかなあ？）。さらには校庭のアーチには……ピクシイミサがすっごく大きく書かれているのにプリティサミーはちっこい(^_^;)きっとあの舞台設定は裸魅亜が作ったのに違いない。
　さらには観客に、ペーターやアンドゥ豊川や番長達が。うーん、懐かしのキャラが勢揃いって感じですね。
（ただ、アルプスにとんだペーターまで駆けつけてくれたのに、京都の天地がいなかったのはちょっと寂しかったなあ）


○「はいはーい、ホットな声援サンキュー」

　違うぞミサちゃま。それはブーイングというのだ。


○「ほっとけば帰るんじゃないかな」

　うーん、確かにそれに勝る作戦は無いだろうなあ。しかし。


○「ミサを倒せば、サミーに変身しなくてもいいようになるんだしさあ」

　魎皇鬼、嘘はいけない。ミサを倒したところで、ジェニミの天秤が元に戻るまではサミーは良いことをする必要があるのだ。


○「魔法のバトルはサミーにお任せ。魔法少女プリティサミー、みんなと一緒に登
　　場です」

　うーん、サミーコスプレ隊４人に御輿でかつがれての登場。しかもみんなの声援が熱い！　サミーがいかに人気があるかが分かるってもんです。


○ゴキッ

　サミー隊ミサの大バトル！　「サミーが勝ったら二度とみんなを困らせないで」という口約束の元に戦闘開始しますが……。
　ミサよ。ジャンプしてステッキをしかも片手でふりおろすなんて負担の多い動作するから、サミーにバトンで受け止められた時、手首を傷めるんだ！　サミーを見なさい。攻撃を受ける時も両手でバトンを支えているじゃない。
　しかし……。ＴＶ版のミサはＯＶＡ版とちがって直接戦闘能力に欠けているのね。ＯＶＡ版ではマジカルビームにマジカルシュートという攻撃技があったんだが。


○今週のラブラブモンスターはへなへな……。

　苦し紛れにラブラブモンスターを呼び出すミサ様。しかし、古今東西苦し紛れに出した技が通じたためしは無いんだよね(^_^;)
　たばこの吸い殻女と空き缶女を呼び出したのはいいけど、サイズが小さかったおかげでサミーのゴルフスィングでお空の彼方(:_;)ｼｸｼｸ ゲーム／小説版のアリ女に次いで短い命だった……（アリ女は登場する前にやられた）
　ミサ様は完全にサミーに追い詰められます。


○「やめろ、魎皇鬼」

　ミサのピンチに飛んでくる鳥留魅耶。しかし魎皇鬼に飛びかかられてヘッドロックをかけられてしまい、思わず叫んでしまう！　「なんでボクの名前を知ってるんだ」とついにミサの正体に一歩近づきますが……。
　今までだって魎皇鬼の前でミサが「留魅耶くん」て言っていたシーンがあったんだし、今までバレない方がおかしかったような気もするんだが。


○ついに登場、人妻隊。チーム・ピクシィミセス！

　ミサのピンチにさっそうと駆けつけて来た者たちがいた！　その名も「人妻隊」うーん、それも５人＋１人で合計６人も！
　エンディングテロップから読み取った構成員達の名前を書いてみますと……

　　美由紀　ミセスワン　　　　美紗緒のお隣さんで良妻賢母のお姉さん
　　香織　　ミセスツヴァイ　　傾国の美女
　　有美　　ミセスサード　　　学生結婚
　　ちひろ　ミセススー　　　　演歌歌手志望のカラオケ魔神
　　雪江　　ミセスサンク　　　社内結婚のＯＬ
　　千里　　ミセスろく　　　　……きっとママゴトの途中で釣られたのだろう

　うーん、電波の受信状況が悪いので名前が違うかも知れませんが、多分こうだと思います。負けるなサミー、１対６だけど……。


○「強い。原理も何も分からないけど強い」

　さすがに１対６では分が悪いか。
　ミセスワンの「人妻買い物かご」、ミセスザンクの「人妻ウィンク」、ミセスサードの「人妻ダンク」、ミセススーの「鮮烈ソング」、ミセスツヴァイの「人妻名刺手裏剣」
　「追い詰められた魔法少女の気持ち、分かった？」と天蓋付きベッドで寝そべってしゃべっているミサ様だが、「ミサは何もしてないじゃないの！」いや、ごもっとも。
　（個人的には「人妻ウィンク」はミセスツヴァイ［美女］の、「人妻名刺手裏剣」はミセスザンク［ＯＬ］の技にして欲しかったですね。そちらの方が相応しいと思う）


○「サミー、こうなったら、必殺技でやっつけるしかない」

　確かにそれしかないが……、追い詰められてから放つ技は必ず失敗すると法律で決まってるのよ、サミー。


○「集まれ、正義の魔法」「サミーのプリティ空間だ！」

　久々に正規の手順を踏んでプリティ空間を作り出しましたね。しかし、人妻隊にはまだ余裕があった。そもそもコケボンを出されたらおしまいというのではラブラブモンスターと変わらないわけで、なんも対策を考えてないわけがないんですね。


○「集え、魅惑の魔法」「またの名を、昼下がりの魔法！」

　なんと、サミーのプリティ空間を人妻隊はセクシー空間で打ち破った！！
　サミーのハートフルでかわいらしいプリティ空間が、唇や御魅足を模した魅惑的なセクシー空間で打ち消されて中和されてしまう。


○「必殺技がでないんじゃどうしようもないよ、リョーちゃん」

　サミー倒れる！　さすがに１対６ではかなわない。サミーを子供扱いし（いや、実際に子供なのだが）コテンパンにのすちっとも大人気ないチーム・ピクシィミセス、またの名を人妻隊！　待て、来週！
　第１話以来の続き物ですね。次週を楽しみにします。


　今回はサミー始まって以来のピンチということで、続き物となりましたね。ウルトラマンでも勝てなかったゼットンのような人妻隊に、どうやって対抗するのか！
　次回は倉田さんの脚本と言うことで、酒に酔ったような倉田節を楽しみにしています。（注：間違い。１７話の脚本もくろら氏でした）
　うーん、長くなってしまったぜ。

初出：'97/01/17 Niftyserve FANTVS MES(14) #008

[１５話] [１７話] [感想と考察] [ホームページ]