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２２話　魔法少女強襲


　今回は第３の女王候補・露美御と第３の魔法少女・ラブミィエイミーの登場です。どことなく誰かと似ている露美御様ですが（って、まさかこんな役とは(^_^;)）、やってることはしゃれになっていません。まるでラジオドラマ１の裸魅亜さまみたい。始まった直後のセーラースターズのような風雲急を告げる展開、これからどうなっちゃうんでしょうか？


○「砂沙美ちゃん、いえプリティサミー。あなたのおかげで天秤は元に戻りました」

　美紗緒ちゃん＝ミサの試練を乗り越え、ジェニミの天秤も元に戻ったジュライヘルム。ここまででほぼ２６話計画版でもやったことののほとんど全てをやり終えました。あと残るは裸魅亜様との対決なのですが……。ＴＶ版では、ラジオドラマ１でやった要素もやるのかな？


○「かの星、地球と我らがジュライヘルム。双方の重大な秘密を」

　津名魅の女王就任に際し、神官から今後のプランを打ち明けられる津名魅様。
　実はジュライヘルムと地球はかつて双子星で、ジュライヘルムは精神文明を発達させた魔法文明を築き上げ、地球では物質文明を発達させて科学文明を興した。そのため双方は分かたれたのだと言う。
　神官たちの計画では双方の文明のバランスを取り戻すため、再び地球とジュライヘルムを双子星にするのだという。そのためにジュライヘルムを精神世界からかつての宇宙へ戻し、女王就任した津名魅をファーストコンタクトの代表にする……。
　うーん、なるほど。しかしなんだかこれでは女王って、神官たちの傀儡のような気がするんだけど。


○今回のタイトルカット

　今回は花びらと落雷の貼り絵でした。風雲急を告げる今後の展開を暗示しているのでしょうか。


○「ええー！」「カリカリカリカリ……」「なんですって？」

　神官達の話の間、津名魅の床下ではなんだかでっかいネズミがいるようで。
　それが気になって話どころじゃない津名魅。床を叩いたり聞き耳立てたりしてるから。


○「よろしい、魔法スライドと魔法ビデオで、何度でも説明してやる」

　話を全く聞いてなかった津名魅様は、魔法ＵＦＯキャッチャーで運ばれてしまったのでした。なんか魔法ＵＦＯキャッチャーのアームに釣り下げられた津名魅ちゃんってかわいいような気がする。


○「いけませんねえ、いまさら双子星に戻ろうなんて」

　床下にはでっかいネズミがいた。しかしなんで彼女は双子星に戻りたくないのだろうか？　これからの展開に期待ですな（まさか昔地球に訪問した時、魔女に間違われて迫害を受けたなんて設定じゃないだろうな？　裏設定違うのに）


○「これはいわゆる一つの、思春期のボーイズに特有の、ときめき現象って言う、こっぱずかしいやつで」

　その気持ちは分かる、わかるが、だからといって隠し撮りした美紗緒ちゃんの写真にキスしようなどとはいかんぞー！　分かったか、留魅耶！


○「でも大丈夫、時がその傷を癒してくれるよ」

　未だ燃え尽きた矢吹ジョー状態の留魅耶様。名もなきへなちょこ野郎におちぶれた裸魅亜様の落ち込みぶりがよく分かりますねえ。留魅耶もいつも裸魅亜の閃光ジャブをくらってたのに……あの閃光ジャブを懐かしがるんだから。復活するまでは留魅耶も安穏としていられると言うのに……。
　留魅耶もなんだかんだいっても裸魅亜姉さんを慕ってるんですね。裸魅亜もそんなかわいい弟を毎回足蹴にしてるんだから、少しは反省してくれれば良いのに。


○「突然お邪魔して申し訳ありません、あたくし、露美御と申します」

　出た！　第３の女王候補、露美御様！　なんとなーく阿重霞そのもののような気がするが、きっと気のせいではないだろうなあ。


○「ちょっとだけでいいんです」

　さすがは阿重霞のそっくりさん(笑)、人睨みしただけで留魅耶を怯ませます。


○「全然似てないんだけど」「いや、まあ、あたくしもいろいろありまして」

　第１話の女王候補３人勢揃い降臨の儀のシーンを拡大する露美御様。遠隔ズームしたそのお姿は今の姿（阿重霞）とは似ても似つかないものだった。剃刀のように鋭い目つき、ダブルポニーテール。とても似てませんなあ。
　まあ、お声は当時から高田由美さんだったわけだし、きっとスポンサーサイドから何かあったんでしょうなあ。


○「これまでの事情はあの落とされた襖の下でずっと聞かせていただきました」

　ひょっとして露美御は、第１話からずっとあの落とし穴の中で聞き耳を立てていたのだろうか？　……おもわずそんな恐い考えになってしまった(^_^;)


○「強く、賢く、かっこよく。手段を選ばない行動力、不屈の根性、そして体力。必要以上のバイタリティ。裸魅亜さん、あなたは女王に必要なものを全て持っていらっしゃる」

　うーん、女王に必要なもののうち、後ろ４つは私も認めますね。裸魅亜を復活させるための露美御の方便でした……。


○「今ならまだ間に合います、女王の座をその手に掴みましょう」

　うーん、露美御の目的はジュライヘルムと地球をいまさら双子星にしないことが第１ですから、裸魅亜が女王になっても構わないんですねえ、きっと。
　いや、もしジュライヘルムの女王の座を狙ってたとしても、取り合えずは裸魅亜を矢面に出そうって魂胆でしょうか？　どっちにしても策士なんでしょうなあ、なんせ阿重霞様だから。


○「姉さんが、野獣に帰っていく……」

　露美御の言葉で復活した裸魅亜。神は白髪から赤髪に戻り、目に炎が宿ります。そして裸魅亜の閃光ジャブが復活！　良かったね、留魅耶（←よくないやい）

○「私(ﾜﾀｸｼ)のことはどうか、裸魅亜女王様の犬、と思ってください」

　うーみゅ、ここまでやるとどうやら更に下心がありそうですな。もっとも裸魅亜は、自分を慕う部下が出来たことに浮かれて思い至らんでしょうが。だけど露美御のお顔に犬耳犬口をつけるとは……。にやりしました。
　しかし女王就任の際の解答が「前女王の政策の引き継ぎ」だから、露美御がいうとおり女王には器が足りないというのも案外、的外れじゃないかも^_^;
　でも裸魅亜様も、露美御をＦＣ会報「月刊裸魅亜さま」の編集長の地位を約束するとは……相当浮かれてますね。


○「既に、第３の魔法少女を選んであります」
　「はい、彼女に海の星小学校を襲撃させ、学校ごとサミーを葬ります」

　……目的のためなら手段を選ばないのは、むしろ露美御の方かも。裸魅亜は少なくとも、どこかピントのずれた作戦しかしませんでしたからねえ。
　美紗緒の身を案じた留魅耶は、魔法水晶のなかに閉じ込められちゃいますし。


○「で、その第３の魔法少女って？」「はい、この少女を」

　露美御が取り出した写真には、このはがピースサインを出して映っていた。その後ろでは映美ちゃんが本を読みながら下校してます。うーん、このははおそらく、ミスリーディングでしょうなあ。


○「なによお、風邪？」「うつしたら校則違反よぉ！」

　映美ちゃんて、嫌なことはなんでも校則違反にするのね(^_^;)


○「天野の奴、最近変わったよな」

　バレーボールに自分から参加して、明るく楽しんでいる。そんな美紗緒ちゃんを広人がよく観察してますね。
　しかし、私もそう思います。いまの美紗緒ちゃんを見ていると、オンエア直後の美紗緒ちゃんが嘘みたいですね。


○「みんなと遊ぶのがこんなに楽しいなんて、知らなかった」

　そう、そうですよ、美紗緒ちゃん！　いや、明るくなったのはおめでたいことです。


○「今こんなに楽しいのは、砂沙美ちゃんのおかげよ！」

　砂沙美ちゃんという友達がいたから、美紗緒ちゃんは変われた。でもね、美紗緒ちゃん。美紗緒ちゃんがいたから、少なからず砂沙美ちゃんも変わっているんだよ。お互い、良い方向に影響を与えている親友同士ですよね、お二人は。


○「ではこちらも、始めましょうか」

　津名魅様の女王就任の儀を妨害すべく、神殿の後ろで隠れて何かを始めようとする裸魅亜と露美御。しかし作戦を実質的に執り行っているのは露美御様ですねぇ。彼女がとりだしたコントローラーは、なんだか鉄人２８号のものみたく、レバーが２つついています。それであのモンスター達を操っているんでしょうねえ。


○いきなり６０度も悪に傾くジェミニの天秤

　うーんすごい！　あのコニーや人妻隊でさえせいぜい５度悪に戻せばいい方だったのに、露美御が何かしでかしたら６０度もいきなり傾いた！　すごい、すご過ぎる！
　やっぱり裸魅亜以上に、露美御には悪役の素質がありんすね。


○「先生、あたし委員長として責任をもって探してきまーす」

　ボール探しに出かけていったこのはちゃんは授業が始まっても戻って来ない。おりしも雲行きは最悪。で、映美ちゃんがこのはをさがしに出かけますが。
　しかし、いくら授業中でも人探しを生徒にやらせるのは……。まあ突っ込まないでおこう（←つっこんでるやんけ！）


○赤い光から襲ってくる鞭のようなもの！

　鞭のようなものが校舎を破壊する！　死傷者がでても不思議じゃない破壊……露美御も容赦しませんねえ。裸魅亜様もすっかり感化されているし……。しゃれになってないぞ！
　でてきたのは２人のラブラブモンスター……にしては雰囲気が違います。まさしく策士露美御のモンスターたち。


○「砂沙美ちゃん、変身だ」

　……このシーン、魎皇鬼の口パクがないぞ！　だから不自然さを感じました。少々残念です。


○「バカにしてぇ……それならいきなり」

　あああああ、砂沙美ちゃん、いきなりの必殺技は負けパターンだって、ガンダムの昔から決まってるんですよ（←嘘）知らないの？
　とおもったらやっぱり全然効かなかったい、(T_T)ｼｸｼｸ


○「始めましてプリティサミー。私の名は、ラブ・ミィ・エイミー。ラブミィエイミーよお」

　とうとう登場した第３の魔法少女、ラブミィエイミー。正体は誰……と思ったらこのはちゃんはボール探していただけ。やっぱりミスリーディングだったのね（←ってバレバレだね）


○今週はラブリィモンスター、レディ・ザ・ライトとレディ・ザ・レフト

　これからはエイミーとラブリィモンスターがサミーの相手。弱かった（←結果的にだが）ミサに比べるとモンスターもかなり強力！　やはりジュライヘルムで直接露美御が操ってるからでしょうか？
　まるでショッカーに対するゲルショッカーみたいな、機械獣に対する戦闘獣みたいな強さを誇る敵キャラ登場に、どうする、サミー！
　赤い方がライト（向かって右側にいる方）で、青い方がレフト（向かって左側にいる方）ですね。
　ついでだけどライトの技は「ライト・ヘアー・カッター」でした。聞き取れた範囲ですが。


○「あなたに活躍されると、何かと困る人がいるのよ」

　困る人その１・裸魅亜様。津名魅から女王の座を奪い取るため。
　困る人その２・露美御様。ジュライヘルムと地球を双子星に戻さないため。
　うーん、確かに勝手かもしれなひ(^_^;)


○「手すりの上に立つのは校則違反よお」

　これは２話でサミーが平衡感覚を養っていた時に映美ちゃんが言った台詞ですね。
　なら校舎を破壊するのは校則違反じゃないのか！？　っと突っ込んでみたくなるけど、よく考えたら『学校を壊滅してはいけない』という校則がある小学校なんて、そうそう無い気もする(^_^;)　はっ、これがもしや、校則に違反しない破壊活動！？


○そして地面に落下するサミー

　レフトに手すりを切断されて、なすすべも無く地面に落下するサミー。美紗緒ちゃんが駆けつけてくれますが間に合わず、そのまま奈落を思わせる暗さの地面へ落下します。こんな緊迫した場面で続くだもんなあ。


　今回はいままでのサミーとは比べ物にならない程の緊迫した展開でした。海の星小学校崩壊を企む露美御様と魔法少女ラブミィエイミー。裸魅亜はこのまま担がれるだけなのか？（←今回何もしてない御方）サミーの運命は？　美紗緒ちゃんは再びミサになれるのか！？　魎呼のそっくりさん(笑)は登場するのか？　うーん、ワクワク。

初出：'97/02/28 Niftyserve FANTVS MES(14) #606

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