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２３話　破壊の女神


　今回ついに登場、魔法お庭番衆のお魎。どことなく誰かに似ていますが、一匹狼の宇宙海賊だった彼女がなんとまあ宮仕えとは(^_^;)　しかし、それでもお庭番衆であるところが、まあ魎呼らしいというかなんというか。しかし、個人的には魎皇鬼の知り合いだったことにして欲しかったなあ。


○前回までのあらすじ

　風雲急を告げるプリティサミー。前回から一気にクライマックスに向けての連続物になったためあらすじも復活。しかし、砂沙美ちゃんの解説に合いの手をうつこのは（だと思う）と、エイミーの名乗りも入ってました。なんか嬉しい。


○今回のタイトルカット

　おおうおう(^_^;)　今回のタイトルカットは、あの「ばびょーん」を大胆に取り入れたサインは、まさしくちサミーのサインじゃないか！！　なにか嬉しい。


○ライトとレフトの必殺技

　前回から登場のラブリィモンスター、レディ・ザ・ライトとレディ・ザ・レフト。
　ちょっと必殺技を聞き取れた範囲で書き記してみます。
　　ライト：ライト・ヘアー
　　レフト：レフト・ヘアー
　　合体技：レフト・ライト・ラブミー・クロース・アターック


○「分からない。プリティ・テレポートは未完成の魔法だから」

　学校の屋上から転落したサミー。魎皇鬼の叫びでプリティ・テレポートで逃げます。しかし、どこにテレポートするか分からない未完成の魔法……（２１話が伏線になってたのね）
　しかし、美紗緒ちゃんに「魎皇鬼ちゃん」と話しかけられる魎皇鬼とか、「逃げるなんて校則違反よー」と叫ぶエイミーとか、お約束過ぎて嬉しい。


○「はっはっはっはっは。ようこそ、プリティサミー」

　サミーがテレポートした先は、河合家の居間だった。しかし突然現れたサミーを笑顔で応対する銀次パパってやっぱりただ者じゃないぞ。「おまけに、靴のまま」って突っ込むし。
　おまけに５段重ねのケーキを「召し上がれ」って。サミーもげっとしていたのは、砂沙美ちゃん、ほのかママの手作りケーキ（しかもサイズ大）をよく食べさせられていたのかな？　「食べてくれないの」「とってもおいしいんだけどな」……の、呑気過ぎて嬉しい。


○「お困りのようですね、津名魅様」

　あああああ、魎呼が、魎呼のそっくりさんがぁぁぁ。今までどんな配役を与えられても、人に敬語で話すなんて、「様」付けなんてすることのなかった魎呼がぁぁ。宮仕えしてしまうと、こうまで似合わないセリフも吐くようになるのだろうかぁぁ！？
　……………、ま、いいか、この際(^^ゞ ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ...


○「校則に触れない程度に悪いことをするのよー！」

　露美御の鉄人２８号コントローラーからの電波を受け取ったエイミーは、ラブリィーモンスターを使って、悪いことをさせるのだが……。まさかそれが地球ぶった切り作戦とは……。確かに校則に「地球をぶった切ってはいけない」とは書かれていないだろうが。うーん、きてるなあ。


○「レフト・ライト・ラブミー・クロース・アターック」

　って、これってまじでバロム・クロス(^_^;)　ただ２体のヘアーをつなげて魔法のこぎりに変形させるだけなのに。さすがにエイミーにもでっかい汗が(~_~;)


○「それは大変！」「人妻隊のときにやられてます」「地球まっぷたつ」

　ラブリィモンスターは地球をぶった切ろうとしている！　有事の際の国連軍は、既に壊滅していた！　あああ、サミーってエヴァ並の、地球規模のバトルドラマだったんですね。（←嘘度２００％）


○「「絶対違う！」」

　「でかい大工さんなんだ」ってぼけるサミーに対して肩を叩く魎皇鬼と美紗緒ちゃん。このセリフが出た時、私はちょっと驚きました。おお、美紗緒ちゃん、サミー＝砂沙美ちゃんに突っ込んでる！　ここまで出来るようになったのかあ、なんてやっぱり嬉しかったです(o^-^o)


○ラブミィーエイミー　オンステージ　ｉｎ　海の星

　あああ、かつてミサがオン・ステージやったように（第３話）、エイミーも歌、歌ってる！　しかしエイミーはすっごく音痴で、殺人音波と化している！　しかも歌詞がすっごく矛盾している。護るために破壊するってなんなんだよ一体？　あ、歌詞の「この星」とは地球じゃなくてジュライヘルムの事だったのだろうか？
　この歌は、ＣＤ収録することがあったら、ぜひともエイミーの音痴な歌声で収録してほしいぞー。


○「生徒たちを壊すなら、私を壊してからです！」

　おおー、珍しく先生らしいことをする美星先生(笑)　しかし、美星はとっくに壊れているため、意味が無いのだった……(嘘)


○「青空戦隊のクウ・レッドさん！」

　学校のピンチに駆けつけてきたのは、逃げ出したサミー……じゃなくてクウ・レッドだった。しかし、なぜにクウ・レッド！？　主役のサミーを食ってしまうほどの活躍ぶりでした。


○クウ・レッドの必殺技！

　スカイ・カノンなんぞ構えて、実は左腕で光弾を発射している(^_^;)　うーん、天地無用での魎呼の能力そのままですね。オーラブレードもそうだし、それでライトとレフトを倒してますし、強いぞ！


○「恥を忍んで参上です」

　クウ・レッドの登場ですっかり影の薄くなったサミー(笑)　エイミーには後回しにされ、美星には恥ずかしくて顔も出せなかったのかと言われ……、いやー当然の事ながら散々な言われようですな。


○「ちょっとぉ、何してるのよ！？」

　クウ・レッドが言うには、誰かに操られているエイミーの受信システムを破壊するんだ！　で、対決……するかと思えば、エイミーにまとわりついて受信システム探し。いやー、あれだけバレバレな頭の飾りに気付かないなんて、やっぱり基本的にぼけキャラなんですな、サミーは。


○「やったね、サミー」

　エイミーの受信装置を破壊し、ジュライヘルムでもコントローラーが爆発。助っ人の登場とはいえ、サミーの勝利ですね。
　でも、美紗緒ちゃんの、サミーおまかせのポーズは可愛かった。うーん、積極的に明るくなって来たなあ、美紗緒ちゃん。（←いままで暗いシーンが多かったから、逆にこういうシーンが効果的になってるような気がする）


○「なぁにぃ、この格好？　あたし校則違反になっちゃうわよー！」

　電波(笑)受信システムを破壊され、正気に戻った映美ちゃん。しかし、魔法少女の衣装は、元に戻らなかったのね。裸魅亜のミサに対する洗脳魔法とは違って、露美御がより直接的な電波受信システムにしたのは、裸魅亜ほど魔力が強くないからでしょうか？　それともより強力な力を引き出すためでしょうか？
　しかし小学校で退学の心配をするなんて、海の星小学校は私立学校なんでしょうか？　（どう見ても公立だと思ったんですけど）


○「あたしは、ジュライヘルムの魔法お庭番、人呼んで、素晴らし過ぎるお魎さん
　　さ」

　でた、魎呼のそっくりさん、その名も「お魎」。左耳のピアス（宝玉）といい、何でか知らないけど、なんか嬉しい。
　しかしジュライヘルムの女王に仕えて守護する一族だなんて、魎呼にはちょっと似合わない気も……。いや、案外似合ってたりして。


○元に戻る天秤

　ミサの時には一回で５度戻すのが精一杯だったジェニミの天秤ですが、今回の場合は一気に６０度戻るのね。まあ、それだけ倒した悪が大きかったということで。（←一気に６０度傾ける悪のモンスターだったし）


○「我らがジュライヘルムを元の空間へ」

　き、気付かなかった！　まさか月が、かつて精神世界に埋没したジュライヘルムのなれの果てだったなんて。うーん、私たちの予想をいい意味で裏切ってくれます。


○「地球の皆さん、始めまして」

　いきなり地球に挨拶する津名魅様。女王として、なかなかどうして威厳のあるお姿。しかし、世界を、いや、宇宙をお花でいっぱいになんて、ちょっといやだな。(^^ゞ ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ...


○「露美御様、第３の女王候補だった人だ」

　あああ、魎呼（お魎）が阿重霞（露美御）に敬語を使うなんて……。立場が違うとこうまで卑屈(笑)にならねばならぬとは。ちょっと違和感あったっちゃ。


○「我が魔法の国ジュライヘルムは、地球を破壊させていただきますので」

　いきなり親善放送に乱入して、一方的に地球に対し宣戦布告した露美御様。あまりも状況の急展開に、サミーもお魎も、状況が飲み込めてませんねえ。
　まあ、当然か。ミサとかエイミーとか、あきらかに魔法を使う妨害者が出て来ているのに、その首謀者を突き止める前に親善放送を始めるんだから。神官たちもちょっと呑気ですよ。


○「関係ありません。地球を破壊するのは、私の意志です」

　すでに津名魅は女王に正式に就任。にもかかわらず、地球破壊を宣言する露美御。
　自分の顔を出してまでの宣言ですから、相当の自信と覚悟がおありなんでしょうね。タイムボカンのガイコツ一味のような、どこかお間抜けな裸魅亜とはちがって、真の悪役を務め上げています。さすがは阿重霞……じゃなかった、露美御様。

○「これが、私(ﾜﾀｸｼ)の作り出した魔法吸収装置、ＮＴシステムです」

　裸魅亜をも裏切り（って、もともと利用されていただけなのだが）ＮＴシステムでジュライヘルムの制圧にのり出した露美御様。結局裸魅亜は、露美御の真の目的のために担がれていただけなのね。しかも全然役に立ってないし。
　ＮＴシステムで裸魅亜だけでなく、神官たちも女王津名魅も、ジュライヘルム中の住人たちの魔法の力が奪われていきます。
　関係無いけど、ＮＴシステムの側にある木柱って、阿座化と火美猛ですな。もし露美御が女王に就任してたら、魔法お庭番役は、ＴＶ版天地の騎士阿座化と火美猛になってたのでわ？


○「姉さん、ボクを助けるために、身をていして」
　「ちゃうわ、プリティサミーに助けを求めるのよ！　あたしのためにぃー！」

　地球への回廊を開いて留魅耶を放り投げる裸魅亜。地球へ事情を話してプリティサミーに助けを求める……いままで散々やって来たくせにいきなり虫のいいことをと思わないでもありませんが。まあ、より強大な敵が登場したため、今まで敵対していた両者が一致団結するのは燃えるシチュエーションですな。


○「醜い星です。あの星とジュライが同じであるはずがありません」

　なにか露美御様は、地球に憎悪を抱いているようですね。それも並々ならぬ憎悪を。役どころとしては地球を憎んで消滅させようとしたラジオドラマ１の裸魅亜と同じなんですが……。ここまで地球に憎悪を抱くのは、なぜでしょうか？
　地球人を宇宙に巣食うダニそのものだとまで言い切っているからには、相当な恨みがあるはずなんですが……（でもまて、所詮は阿重霞様だから、以前地球に降り立った時に財布をすられたとかバカにされたとか、その程度のことで恨んでるのかも知れない……そうだったら嫌過ぎ）


○ＮＴシステムを完成させた鷲羽ちゃん

　あいかわらず謎の歌を歌いＮＴシステムを誇る鷲羽ちゃん。鷲羽ちゃんの完成させたＮＴシステムは真空管（なぜ？）をいくつもつかった前時代的なメカで、とても露美御様のＮＴシステムとは同一とは思えませんが、きっと効果は同一なんでしょうなあ。
　でもなんでネーミングが同じ！？　は、もしかして、露美御様と本当に魂を同じくするものは、映美ちゃんじゃなくて鷲羽ちゃん！？　露美御は裸魅亜を平気で利用してたし、鷲羽ちゃんも魔法のためなら手段を選ばずにサミーやミサにちょっかいかけまくってたし。案外そうだったりして（←嘘度４００％）


　ついに地球破壊の野望をむき出しにした露美御様。都合よくお助けヘルプマンと化した鷲羽ちゃんのＮＴシステムは、露美御のＮＴシステムに勝てるのか！　ジュライヘルムを制圧する露美御に対し、サミーは圧倒的に実力不足だと思うが、頑張れ、プリティサミー！
　しかし、本当にセーラームーン状態(^_^;)

初出：'97/03/07 Niftyserve FANTVS MES(14) #717

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